影無茶のスポーツ24/7

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大相撲春場所 尊富士は柏戸だ 10日目大の里と対戦

大相撲春場所は9日目が終わって新入幕の尊富士が勝ちっぱなし。

新入幕力士の初日からの連勝記録を伸ばしている。

これを追う1敗にこれも新鋭大の里。

2敗に大関貴景勝、琴の若に平幕湘南乃海の3力士と言う状況。

先場所、力の違いを見せつけた横綱照ノ富士がまさかの3日連続金星献上で休場。

綱取りならなかった霧島も3勝6敗と黄泉の国から喝!が聞こえてきそうな成績。

2敗力士までの相撲内容が3敗以下の力士に比べて(当たり前だが)とても良いので、優勝は5力士に絞られたと言って良いだろう。

尊富士はとにかく立ち合いのスピードが速い。

このスピードが尊富士の魅力だろう。

もはやオールドファンしか知らないと思うが柏戸関を思い出した。

身体つきもキン肉マンのようで最近にいないタイプだ。

初土俵から9場所の成績65勝8敗の勝率8割9分は驚異的。

相撲界の藤井聡太だ。

その尊富士が今日10日目に大の里と対戦が組まれた。

大の里のスケールの大きさは誰もが認めるところで、将来の千秋楽結びで幾度も優勝を争うことになるかもしれぬ記念すべき初取組ということなのかもしれない。

この結果が優勝争いに大きな影響を及ぼすのでそういう意味からも見逃せない一番だ。

来場所から琴桜琴櫻?)の名を授かる琴ノ若も後半内容が良くなってきた。

前半は新大関の重圧があったのかもしれないが、早くもそれを脱したようだ。

今場所優勝なら来場所一気に綱取り場所となる。

8度目のカド番を戦う貴景勝

見る限り最近では一番相撲内容が良いように思う。

あからさまに引くこともなく慎重ではあるが前に出る意識が強い。

大関在位28場所で優勝4回準優勝8回の実績は他の4力士を圧倒しており、経験を活かして5度目の賜杯ということも十分あり得ると思う。

明日以降尊富士をどこまで役力士と番付を組ませるか。

最近は幕内下位でも優勝を争う力士は大関陣との対戦も組まれるので、尊富士対琴ノ若、尊富士対貴景勝、などが見られるかもしれない。

大の里も5枚目なので今後は上位陣との対戦ばかりとなる。

先場所は上位陣の壁に阻まれたところもあったが今場所は果して・・・。

大相撲は完全に新旧交代の波が押し寄せている。

今まで角界を背負ってきた力士が壁となってくい止めるのか。

それともニューウェーブがこのまま台頭して新しい時代を迎えるのか。

今年ついにその答えが出る。

 

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プロ野球オープン戦 開幕2週間前で残り試合は本番モード

プロ野球もあと2週間で開幕。

昨日(15日)からは開幕を見据えて各球団いよいよ本番モードに突入だ。

中6日のローテがあたりまえになっている今のプロ野球

間違いなく言えるのは開幕1週前の3月22日は各球団開幕投手が先発してくる。

既に昨日の金曜日も開幕投手と明言されている投手が先発している。

その中のひとり、阪神青柳は明らかに昨年より良い。

いくらチームがオープン戦不調でも、巨人は開幕戦苦労しそうだ。

中日柳も仕上がり順調、西武今井は完全に出来上がってるし楽天早川も好調。

心配なのはDeNAの東で好投していたのに打球を手首に受けてこれは心配。

巨人は戸郷だがややピリッとしない。

次回登板は22日楽天戦になるので、そこでしっかりと投げて欲しい。

ここまで昨年日本一の阪神が1勝9敗1分と低空飛行だがオープン戦の勝敗はあてにならない。

ついでに書くと打率もあてにならない。

若手選手やレギュラーを奪おうかという選手は数字を出さなければならないが鵜呑みには出来ない。

オープン戦で信用できる数字はチーム防御率だけと言って過言ではない。

ここまでの(16日現在)数字を見るとチーム防御率2点台は以下の通り。

楽天     2.20

広島     2.34

西武     2.36

DeNA   2.40

中日     2.47

ソフトバンク 2.57

オリックス  2.97

結構多くて7球団

今年は4点台のチームがなく、残り5球団も3点台と例年になく投手陣の出来が良い。

現時点では12球団横一線の状況だ。

残り1週間となったオープン戦。

例年以上に各チーム最後の1週間の仕上げが開幕に直結しそうだ。

これだけ球団間の差が無い状況下。

各チームの順位を分けるのは怪我人の有無か、外国人の出来か、新戦力の台頭か、はたまた監督の采配か・・・。

開幕前に恒例の順位予想を投稿させていただく。

 

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JRA思い出のレース 1983年優駿牝馬ダイナカール ハナ・アタマ・ハナ・アタマの大接戦

競馬を見だして、かれこれ50年以上。

ブログで幾度か書いているが競馬を知るきっかけはタニノムーティエだ。

もちろん馬券を買える年齢ではなかったが、日曜日のテレビ中継を欠かさず見ていた。

馬券を買いだしたのは社会人になってからで最初は名前で買う馬を決めていた。

その後いわゆるケントク買いにハマった時期もあった。

高本方式の全盛期だ。

2~3冊本を買った(今も捨てずに持っている)。

セミナーにも参加したことがある(笑)。

いまとなっては良い思い出だ。

これだけ長く競馬を見ていると記憶に残るレースは数多い。

 

今回は第3回

1983年優駿牝馬

オークスだ。

競馬の醍醐味のひとつにゴール前の接戦がある。

数頭が横一線にゴール入線。

掲示板には「写」しか映っていない状況。

今回はそんな状況、横一線で5頭がゴールした1983年オークス

ダイナカールが優勝したレースだ。

1着ダイナカールから5着レインボーピット迄の着差はハナ・アタマ・ハナ・アタマ。

4角から逃げ込みを図るダイナカールメジロハイネ

差し脚鋭くタイアオバとレインボーピット。

外から猛然と追込んでくるジョーキジルクム。

ゴール前興奮のるつぼと化したこのレース。

貼り付け可能なYouTubeからフジ実況版。

レッツゴーターキン天皇賞もそうだが、ゴール前の接戦に大川アナの絶叫はよく似合う。

 


www.youtube.com

ご存知の方も多いと思うが当時オークスとダービーはフルゲート28頭。

外枠に入った馬はたまったものではない。

映像を見ると横一杯に広がる28頭に時代を感じる。

 

ダイナカールは父ノーザンテースト

言わずと知れた大種牡馬

当時社台の馬はダイナの冠がつけられており、親子どんぶり馬券を嫌う私はダイナーダイナの馬連は買わなかったが途中から冠をつけなくなり、一見するだけではわからなくなったので少し困ったことを思い出す。

ダイナカールは引退後、前回投稿したエアグルーブを生む。

ダイナカールのゴール前の勝負強さは見事娘に受け継がれていたのだ。

 

ダイナカール18戦 5・3・4・6

 

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ブラタモリが先週放送分を持って定期放送最終回だったことには誰もが驚いた

仕事以外全部趣味

ブラタモリが先週9日の放送で最終回を迎えていた。

迎えていた・・・と書いたのはブラタモリが3月で終了することは皆報道で知っていたが、9日放送の指宿編が最終回とはほとんどの人が思っていなかったからだ。

確かにエンディングテーマが流れた後に必ずある予告編がなかった。

そのことに違和感は感じたのは確かだ。

すると番組が終わった後に公式サイトで番組の終了が告げられたのだ。

当然SNS上で番組ファンは大騒ぎになった。

その中にエンディングの最終カットで野口アナが寄せ植えのバスケットを涙ぐんで持っていたとの指摘がありU-NEXTで見直すと確かにそう見えた。

やられたね。

この潔さは見事としか言いようがない。

タモリ倶楽部もそうだったが、全くらしくないいつもと変わらない終り方。

考えたら、最後に周りが盛り上げて、過去の出演者たちや、陽水やなぎすけまでもが登場し花束を用意、タモリと野口アナが最後の挨拶をし、クラッカーを鳴らしたり、蛍の光まで流し、最後にタモリが「今までありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!!」なんてえのは、やっぱりタモリには似合わない。

しかし別れは寂しいものだ。

私は子供の頃、人を迎えに行くことは大好きだったが見送るのは嫌だった。

逆もまた然り。

迎えに来てくれるのは好きだが、見送られるのは苦手だ。

これでお別れっていうのは辛い。

次すぐに会うことが分かっている場合は別だが、長く会えない時などで見送られることは好きではない。

あとで考えたらあの時が最後だったんだな~って思う方が良い。

しかしこのブラタモリ

土曜日のあの時間にピッタリの番組だったと思う。

日曜・祝日に働く人は多いと思うが、まだまだ日曜・祝日は休みの人が多いと思う。

そんな人がちょっとリラックス出来る時間にブラタモリを見るというのは精神衛生上とても良い感じがするがどうか?

陽水のエンディングテーマがまた秀逸。

私は残念ながら日曜・祝日は勤務が多いけど、もし小・中・高校生の時にこの番組があったら最高に楽しい気分で見ていたように思う。(私の時代は土曜も授業があった)

いずれにしてもひとつ良質な番組が終わってしまった。

けども、多分スペシャル的なブラタモリは放送してくれるんだろうと思う。

それを期待したい。

 

瞬き

瞬き

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MGCファイナルチャレンジ終了           MGC制度の是非について個人的見解

昨年10月25日に東京で行われたMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)。

このレースで男女各2名のパリ五輪マラソン代表選手が決定。

残る1枠を決めるMGCファイナルチャレンジ男子3レース、女子2レースが、先日の名古屋ウィメンズマラソンをもって終了し男女3名の代表が正式に決定した。

簡単にマラソンの代表選手選考過程について説明する。

ラソンの代表は3枠。

その内2枠はMGCという代表選考会の上位2名に即日与えられる。

MGCに出場できる選手は連盟指定のレースに出場して基準をクリアした選手だけだ。

残る1枠はMGC後に行われるファイナルチャレンジの指定レースに出場し、連盟の基準を超えた選手の中で最も記録の良い選手1名に与えられるのだ。

基準記録を超える選手がいなかった場合は、MGCで3位に入った選手が選ばれる。

これが大まかな流れだ。

 

さて本題に戻る。

ファイナルチャレンジで連盟設定の基準を上回ったのは女子が以下の3名(設定タイム2時間21分41秒)

大阪国際女子マラソン   

前田穂南選手  2時間18分59秒

名古屋ウィメンズマラソン 

安藤友香選手  2時間21分18秒

鈴木亜由子選手 2時間21分33秒

結果大阪で日本最高記録で走った前田選手が3枠目の代表の座に決定となった。

これに対して男子は指定3レースで設定記録2時間5分50秒を上回る選手がいなかった為MGC3位の大迫傑選手が代表決定となった。

大迫選手は東京大会でもMGC3位だったが、ファイナルチャレンジの東京マラソンに出場し当時の日本最高記録で3枠目を獲得している。

今回奇しくもMGC3位と同じ順位だったが、ファイナルチャレンジは走らなかった。

この理由は以下のYouTubeに詳しいので(貼りつけも可能だったので)ご覧頂きたい。

 


www.youtube.com

 

一部報道で大迫選手がMGCに批判的と書かれていたが決してそうではなく、あくまで個人的なセンシティブなものだと思う。

大迫選手のマラソンデビューは衝撃的な物だったし、ある意味既成概念を変えた一人だと思うので、頑張って欲しい。

(余談だが川内優輝選手も既成概念を大きく変えた)

パリ五輪には出場する意思を持っているので、4月に走るボストンでパリに向かって気持ちを上げる走りを見せて欲しい。

私はMGCの制度はすごくよく考えられていると思っている。

MGCが始まるまでのマラソン五輪代表選考は必ずと言っていいほどもめていた。

枠が3枠なのに代表選考レースが4レースあったりして、条件も異なる中で何を基準に決めているのか、タイム?実績?全然明確ではなかった。

男子も女子もマラソン選考は揉め事の歴史だった。

そんな時に登場したのがMGCだ。

あくまで代表選考レースはこのレース一択。

実にわかりやすい。

MGCに出るのも基準があり誰もが出られるわけではない。

上位2名が即代表決定。

コンディショニングを考えた時にこれほど選手にとってありがたいことはない。

本当ならここで3位の選手まで決定にしたいくらいだ。

陸連の説明は確かこうだったと思う。

MGCでは勝負に強い選手を選ぶが、ファイナルチャレンジでは好タイムで走れる選手を選ぶことが出来る・・・だったと記憶している。

実際今年の場合大阪国際で前田選手が日本最高記録を叩きだした。

MGCという勝負レースに勝った鈴木優花選手、一山麻緒選手。

タイムで勝ち取った前田穂南選手。

男子は同じくMGCで小山直城選手、赤崎暁選手に結果3位の大迫傑選手。

まずは選考レースにひとつピークを持ってこられる選手は本番でも自分のベストなレースが出来るはず。

世界トップとの差は大きいがまずは自身納得いくレースが出来ることが大事。

なのでMGCは制度として大正解だと思う。

記録的にもMGC以降男女とも確実にタイムが縮んだ。

明確な目標が定められた結果だ。

ひとつだけ言えば、大迫選手も懸念していたようにMGCで3位に入ったにもかかわらず、ファイナルチャレンジでは4位以下の選手の方が精神的に楽だと思う点。

MGC3位は気持ち的に中途半端で辛いだろう。

MGCは2位までの選手決定は良いが3位のファイナルチャレンジで設定記録が出なければ決定というのを無しにして、3位以下は全て条件同じとしてファイナルチャレンジ3レースで一番良いタイムを出した選手にする・・・とか、

MGCは今まで通りで、ファイナルチャレンジを男女各1レースに絞る・・・とか、

MGCで3位まで一発勝負で決めてしまう・・・等々

レースの主催者にも気を配らないといけないのだろうが、2度のMGCを経て一度議論してみる値打ちはあるのではなかろうか。

 

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