影無茶のスポーツ24/7

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稀勢の里夏場所休場、これで良い!

風薫る5月。

今日から始まる大相撲夏場所

しかし横綱稀勢の里の名は取り組み表にありません。

あれから早や1年過ぎ、昨年夏場所から7場所連続休場となった横綱稀勢の里

これでいいんです。

バカボンのパパ風に言い換えると、これでいいのだ!

横綱昇進場所だった春場所の感動の逆転優勝。

しかし、あまりにも大きかった代償。

私は相撲を取れるような状態でないことを思い、夏場所の休場のみならず数場所休場をすべきと書かせていただき、その後もことあるごとに全休の勧めを投稿しました。

 

kagemucya.hatenablog.com

 

 

kagemucya.hatenablog.com

 

 

kagemucya.hatenablog.com

ところが稀勢の里関は、出れば途中で休場のケースが6場所連続休場中に4回もあり、結果このことが復調への遅れの最大原因になっていると思います。

それが稀勢の里関の生きる道なら本来わいのわいのと言うべきではないのかもしれませんが、せっかく開花した逸材。

怪我さえなければ強い横綱として君臨し、優勝回数を重ねていたことでしょう。

怪我をしてしまったことは、しょうがない。

その後の方針がまずかった・・・。

横綱の責任として土俵にあがり続けたことが、結局状況を深刻にするという皮肉。

ようやく先場所は全休の決断。

ちょっと遅すぎた決断ではありますが、明確に治すと言う意思表示と思いたいです。

2017年春場所  13勝2敗(優勝・2度目)

2017年夏場所   6勝5敗4休

2017年名古屋場所 2勝4敗9休

2017年秋場所   全休

2017円九州場所  4勝6敗5休

2018年初場所   1勝5敗9級

2018年馬張る所   全休

今回初めて2場所連続で全休としたので、この際、名古屋場所も休み秋場所で進退を賭ければいいんです。

それもいきなり優勝なんて望んではいけません。

秋場所では10番勝てば合格。

九州場所で優勝争いに絡みましょう。

kagemucya.hatenablog.com

 せっかく誕生した日本人横綱

もう一度あの強い、稀勢の里達を見たいと思っている人は多いでしょう。

見せてください!

 

 

女子フィギュアスケート メドベージェワ、オーサーコーチに師事表明!

オリンピックシーズンが終わり、しばらく平穏な日々が続くと思われたフィギュアスケート界からビッグニュースが飛び込んできました。

エフゲニア・メドベージェワ選手が恩師トゥトベリーゼ氏の元を離れ、ブライアン・オーサーに師事することを表明。

オーサー氏もこれを受け入れることを明らかにしたようです。

ロシア選手が他国のコーチに師事するのは異例ですが、メドベージェワからは決意の固さが見て取れます。

平昌オリンピックでは今シーズン急成長のアリーナ・ザギトワ選手に敗れ銀メダル。

表彰式やインタビューでは努めて平静を装っていましたが、心中穏やかなはずがありません。

基本、スポーツ選手は負けず嫌いが服を着ているようなものです。

2位ではダメだったんです、特に彼女にとっては・・・。

まして自分より上に行ったのが、よりにもよって今年シニアデビューで、同門、年下のザギトワ

3年間主要大会無敗の絶対女王メドベージェワにとって平昌での金メダルは約束された場所のはずでした。

右足の骨折も克服しオリンピックに間に合わせたメドベージェワ。

他の多くのロシア選手たちが一瞬の輝きで終わるのに対し、体形変化にも順応しトップの座を譲りませんでした。

それらの苦労と節制が肝心なオリンピックで報われなかったのです。

しかし、まだ18歳。

次の北京でも22歳。

何かを変えなければと思ったのは容易に想像がつきます。

世界フィギュアを欠場し、悩みぬいたことでしょう。

その結論はクリケット組への移籍という新しい自分を探す試みでした。

説明不要の名伯楽ブライアン・オーサー

メドベージェワは羽生選手にも思いを語っていたかもしれません。

羽生の存在は彼女にとって大きかったのではないでしょうか。

これはもう、期待するしかありません。

流れるような美しいスケーティングと高度な技術で観衆を魅了するメドベージェワ。

とは言うものの、うっとりはしますが、観衆が一体となるようなエンターテインメントとしてみた場合にやや欠けるところがあるのもまた事実。

キムヨナのダブルオーセブン、フェルナンデスの見る者を引きつけるプログラム。

羽生の全ての要素を取り込んだ芸術として完成された演技。

選手個々の個性を最大限に活かし、勝つことと魅せることを両立させたプログラムを作ることにかけてブライアン・オーサーは唯一無二の存在です。

今シーズン改正されるであろう新採点基準も追い風となりそうな感じ。

今までと違った魅力をメドベージェワが見せてくれることを期待して、新シーズンを待ちたいと思います。

アメフト 関学対日大で見られたあまりにひどい日大91番の行為

長くアメリカンフットボールを見ていますが、今までこんなにひどい行為を見たことはありません。

既に一部から問題提起が成されていますが、日本ではどちらかというとマイナーな競技なので少しでも多くの人に、このひどいプレーを知って欲しいと思い投稿致します。

愚行は関学最初の攻撃で行われ、日大91番の選手が5プレー中3回危険な行為を行いました。


【関東学生アメリカンフットボール】180506.日本大学vs関西学院大学1

1回目は4分4秒からの関学ファーストダウン

関学QBがパスを投げ終わったあと、無防備な状態なのに後ろからフルスピードで危険なタックル。

2回目は5分50秒からの関学の攻撃。

ここでもまた、91番はボールを持たないQBにハードアタック。

誰が見てもボールと関係ない場所でのアタックで、ただただ危険な行為です。

この二つの行為だけでもひどいのに、これだけで終わらず7分31秒からの関学の攻撃で、91番はプレー終了後に関学選手に殴り掛かったのです。

ここでようやく資格没収、退場処分のコールが審判団から成されました。

スポーツマンシップの欠片もない悪質な行為。

フェニックスのユニフォームを着る資格などありません。

何故試合開始直後からあんな行為を行うのか?

これはもはやスポーツではありません。

伝統の一戦で気持ちが高ぶりすぎたということはあるかもしれませんが、精神をコントロール出来ないなら試合に出るべきではありません。

ご存知のようにアメフトは数あるスポーツの中でも危険度が高いです。

その昔、関学の名QB猿木選手が試合中に受けたタックルにより下半身不随になったことを知る人も少なくなったかもしれませんが、今回の行為はそうなる可能性も否定できないほどひどかったです。

大事に至らなかったのは本当に幸いでした。

91番の選手には猛省をしていただきたいのはもちろんですが、今後(91番に限らず)こういう事が起きないように各指導者は選手達にフェアプレーの精神を植え付けて欲しいです。

 

仕事以外全部趣味 「レディ・プレイヤー1」観てきました スピルバーグに脱帽

先日ペンタゴン・ペーパーズについて投稿した時に、スピルバーグはエンターテインメント系の映画では少しあざとい演出が云々って書きましたが、早々にそれを否定することになりました。

「レディ・プレイヤー1」

やっぱりスピルバーグは凄い!

70過ぎてこれだけ楽しくワクワクする映画を撮れるなんて・・・。

ペンタゴン・ペーパーズも脱帽しましたが、さらに脱帽して頭の皮まで取れそうです。

何なんでしょうか、この気持ち。

映画は、実際の人物がバーチャルリアリティーの世界をアバターで楽しむことが、現実世界を生きるより中心になっている世の中で起こる大活劇ですが、そのVRの世界ではおなじみのあのキャラクターが大活躍します。 

おもちゃ箱をひっくり返したような映像ですが、ストーリーもしっかり作りこまれていて、ただのこけおどしな映画では断じてありません。

VRの世界で知り合った仲間達と、世界支配を企む企業との手に汗握る攻防。

最後までハラハラドキドキ。

これだけワクワク出来る映画はそうはありません。

130分上映時間はあっという間でした。

子供からお年寄りまで幅広く楽しめることを保証します。

実は予告編を見た時は食指を動かされなかったんですが、評判の良さを聞いて観に行ったんですがこれが大正解。

見に行かれる方へのアドバイス

最初アバターのキャラクターへの違和感と、フルCGの非現実感に負のイメージを持たれる方も少なからずおられると思います。

しかし、すぐに慣れます。

フルCGもいろんなキャラクターが出てくると全く気にならなくなります。

見た人それぞれがそれぞれによって様々なメッセージを感じ取れる映画です。

単なる賑やかし映画では断じてありません。

大人は純粋な心を思い出し、子供は目をキラキラと輝かせ自分なりの何かを感じることが出来るでしょう。

スピルバーグにはもっと監督として映画を作って欲しい。

そう強く思いました。

今回字幕版でしたが、もう一度吹替で見てキャラクター探しに注力してみようかなと思います。

 

映画館で見た予告編ではなく、日本限定映像とやらを。


映画『レディ・プレイヤー1』日本限定スペシャル映像(メカゴジラ VS ガンダム編)大ヒット上映中

 

 

世界卓球日本女子・異例づくしの準決勝を快勝!47年ぶり金メダルへ中国と決勝戦

選手たちが受け入れてますからね。

外野は何も言うべきではありませんが、正直有りえないと思いました。

決勝トーナメント準々決勝で韓国、北朝鮮が戦わずして、統一コリアとして合同チームを結成し準決勝進出。

大会前ならいざ知らず、大会中、しかも決勝トーナメント。

日本はウクライナと準々決勝を戦っているわけなので疲労度も異なります。

チームオーダーも全くわからない状態。

これはハンデキャップマッチです。

ITTF会長のトーマス・ウェイカートは「ルールを尊重しているが我々はそれを変えた。今後再びルールを変えることはないが、今回はスポーツ以上に平和のため。価値あることだと思う」と語っており、他のチームも同意したとのことですが、これはスポーツの政治利用以外の何物でもないと思います。

 

そういう是非は置いといて、この難局を見事に乗り越えて勝ち切った日本女子には称賛の言葉しかありません。

キャプテン石川はリオ五輪で負けた北朝鮮のキム・ソンイ相手に何度もマッチポイントを握られながら最後気力の勝利。

何と言っても3度のエッジボール。

その内の1度はネットとエッジのダブル。

こんなとんでもない状態、普通なら心が折れるところを石川選手本当に素晴らしかった。

チームにとっても、何より石川自身にとって価値ある勝利。

一生忘れられない試合の一つになったと思います。

それにしても平野選手。

試合後のインタビューで、相手が統一コリアになったことで、「注目をあびるのでラッキー♡と思いました」と言ってのけるあたり、やっぱり超のつく大物ですね。

47年ぶりの金メダルへ王手についても、平野は「フォーティーシックス(乃木坂・欅坂)でもフォーティーエイトでもないのが残念ですけど私たちはフォーティーセブンで」

いやはや(笑)もう宇宙人の領域です。

伊藤選手も大切な初戦を韓国のエース田志希を3-0のストレートで勝利。

ここまで全試合3-0で1試合も落とさない強さ。

頼もしい日本女子チームはまだまだ成長途上。

どこまで強くなってくのか本当に楽しみです。