大相撲
先週の木曜日、元横綱曙関が亡くなられたことが報道された。 まだ54歳という若さだった。 しかもここ7年は闘病生活をおくっており、現役時代の活躍を知っている者からすれば今回の報を受け、残念という言葉しか見つからないというのが正直な感想だろう。 …
大相撲春場所の15日間が終わった。 新入幕尊富士が史上最速、初土俵から10場所で幕内最高優勝の快挙で幕を閉じた。 今場所は尊富士に尽きる。 尊富士の強みはそのスピード。 立ち合い素早く相手の懐に入り、組もうが組むまいがそのまま押し切って勝つ。 …
大相撲春場所は9日目が終わって新入幕の尊富士が勝ちっぱなし。 新入幕力士の初日からの連勝記録を伸ばしている。 これを追う1敗にこれも新鋭大の里。 2敗に大関貴景勝、琴の若に平幕湘南乃海の3力士と言う状況。 先場所、力の違いを見せつけた横綱照ノ…
初場所が終ったと思ったらもう春場所。 月日が経つのはほんとに早い。 場所前に北青鵬のいじめ、暴力行為が発覚し事実上の解雇。 親方の宮城野には2階級降格という不祥事。 角界に暗い影を落とした。 そんな中で始まる春場所。 今日は春場所プレビューを投…
優勝決定戦にござりまする~ 38代木村庄之助の触れが響く。 土俵上には今場所主役を張った横綱照ノ富士と関脇琴ノ若。 13勝2敗の相星決戦だ。 結果は横綱照ノ富士の強さばかりが目立つ内容。 今場所照ノ富士に立ちはだかった霧島と琴ノ若は過去一度も照…
大相撲初場所。 9日目が終わって全勝はなく1敗で3力士が並んでいる。 その3力士の中で今日10日目に顔を合わせるのが関脇琴ノ若と新入幕大の里だ。 もう何が何でも見なければならない一番! 安定感が増し強さも備わってきた琴ノ若。 とにかく桁違いのス…
今年もいよいよ大相撲が始まる。 注目されるのはおそらく下記4点。 大関霧島の綱取り。 横綱照ノ富士の状態。 大関先陣争い。 去年新入幕を果たした若手力士の台頭。 この4点ではないかと思うが、あとひとつ個人的に気になるのが38代木村庄之助定年後(…
1年納めの九州場所が終わった。 ようやくネクスト横綱が見えたようだ。 大関霧島。 新大関の場所でいきなり休場して心配したが今場所の相撲を見る限り心配ない。 今から3年前2020年春場所で初めて霧馬山の存在に気づき将来の横綱候補と思って見てきた…
大相撲1年納めの九州場所も9日目が終了。 横綱照ノ富士が3場所連続休場。 今年は4場所が全休、1場所が4日目から休場で皆勤は1場所だけ。 その場所で優勝してしまうのが大相撲の現状を物語る。 横綱の責任を果しているかと言えば決してそうとは言えず…
少し日が経ったが備忘録として総括的なことを書かせていただく。 大相撲秋場所は大関貴景勝が11勝4敗で今年初場所以来4度目の優勝を飾った。 4敗力士の優勝は15日制になってから僅かに4回目だそうだ。 4敗ともなれば数人が並んで、トーナメント、あ…
大相撲秋場所12日目が終わった。 前頭15枚目熱海富士が2敗で単独トップ。 これを3敗で大関貴景勝と元大関高安が3敗で追う展開になっている。 ここには霧島も豊昇龍も大栄翔も若元春も琴乃若も朝乃山も阿炎もいない。 なんだこれは。 上に掲げた力士の…
暦の上ではとっくに秋。 それがどうだ今年の暑さは。 9月も半ばに差し掛かるというのに未だ夏日が続く。 暦で場所を表す大相撲。 年六場所の大相撲は当然ながら秋場所。 夏場所の方が風薫ると言われるだけあってしのぎやすい。 私は秋場所は長くて暑い夏巡…
大相撲名古屋場所が終った。 結果はご存知の通り3関脇による大関サバイバルレースからひとり抜け出した豊昇龍が優勝決定戦を制し賜杯と大関を手中に収めた。 残る大栄翔と若元春はまさかの9勝止まり。 この成績と相撲内容では大関とりは両力士とも来場所1…
大相撲名古屋場所もいよいよ中盤戦を通過。 優勝争いは平幕錦木と北勝富士が1敗で並走。 2敗で豊昇龍、大栄翔、遠藤が追う展開となっている。 横綱照ノ富士、大関貴景勝が休場、新大関霧島も途中から出場しているが精彩は無い。 残り5日間で星の潰しあい…
大相撲名古屋場所も序盤5日間が終わった。 横綱照ノ富士が休場、新大関霧島も状態不十分で大関を目指す3関脇がやはり主役。 大関昇進には平幕相手の序盤5日間は全勝で通過して欲しいところだ。 だがそうはならずここまでの成績は以下の通りとなった。 豊…
大相撲名古屋場所が面白い! 大関を目指す3関脇の存在ももちろんだが、活きの3力士も元気溌剌。 この6力士は初日から2連勝だ。 これ以外にも舞の海氏が横綱間違いないという琴の若、阿炎の両小結。 照ノ富士に勝った錦木。 忘れちゃいけない朝乃山。 北…
近来稀に見る面白い場所と断言できる大相撲名古屋場所が始まった。 新大関霧島のまさかの休場は驚いた。 ここまで怪我らしい怪我をしてこなかった霧島なので休場は全く想定外。 たいした怪我でないことを祈るのみだ。 さて、注目の3関脇。 大関を目指すため…
横綱照ノ富士の復活優勝で幕を閉じた大相撲夏場所。 早くも名古屋場所が迫ってきた。 新大関霧馬山改め霧島の誕生や朝乃山の上位返り咲き、期待の新入幕伯桜鵬など話題は尽きないが、何と言っても今場所最大の話題は好調3関脇による大関争いだろう。 成績次…
風薫る5月。 大相撲的には1年の内で最も気候が良い時期の開催だ。 暑すぎるのも寒すぎるのも体調万全でない力士には辛い。 そんな夏場所は話題が結構詰まっていた。 1.横綱照ノ富士の4場所ぶりの復帰。 2.関脇霧馬山の大関とり。 3.幕内復帰の朝乃…
昨日朝乃山にとって照ノ富士戦は今後を占う大一番と書いたので、 ↓ ↓ kagemucya.hatenablog.com 結果について見解を書かない訳にはいかない。 一部には内容を評価する向きもあるが、はっきりいって完敗だ。 少なくとも気持ちの上で絶対に負けてはいけなかっ…
大相撲夏場所もいよいよ大詰め。 4場所ぶり復帰の横綱照ノ富士がここまで単独トップ。 満身創痍のはずだが横綱の責任を果たすべく土俵を務めている。 その横綱を追う2敗力士の内のひとり朝乃山。 本当ならもっと早く横綱になってもおかしくない力量を持っ…
大相撲春場所は私が期待する3力士のひとり霧馬山が逆転で初優勝。大関取りに大きく前進した。霧馬山に注目したのは3年前の春場所で、相撲っぷりを見てビビビときた。その時の衝撃を下記の記事に挙げていた(自慢)。 kagemucya.hatenablog.com 先場所も書…
3場所続いた平幕優勝で迎えた大相撲初場所。 横綱照ノ富士が2場所連続休場。 昨年秋場所には3人居た大関だったが、その秋場所で御嶽海が陥落。 続く九州場所で正代も陥落。 結局両力士とも大関に戻ってこれなかった。 ひとり大関を務める貴景勝が初場所優…
大相撲九州場所が終った。 個人的なネクスト横綱の一人阿炎が休場明けにもかかわらず初優勝。 特に千秋楽は凄かった。 本割で先行する高安に勝ち、優勝決定戦の巴戦では再度高安と大関貴景勝を撃破しての優勝は堂々たるものだ。 コロナ禍時の行動により謹慎…
大相撲秋場所が終わった。 優勝は平幕の玉鷲。 賜杯を争っていた高安も大関経験者とは言え平幕。 序盤をリードした北勝富士も平幕。 結果も2場所連続で平幕力士が優勝することとなった。 今年になって大関の優勝はゼロだ。 上位陣は横綱照ノ富士が途中休場…
コロナに振り回された名古屋場所。 本来なら長い夏巡業ですっかり日焼けした力士達がその成果を見せる場所である秋場所。 依然として高い水準で感染者が出ていたこの夏にどれだけの稽古が出来たのか正直わからないが、ひとり横綱が続く今の大相撲は異常であ…
大相撲名古屋場所は逸ノ城の初優勝で幕を閉じた。 平成26年新入幕時に旋風を巻き起こし13勝2敗の準優勝。 2大関1横綱を倒し場所後半は連日スポーツ紙の1面を飾る大活躍だった。 当時幕下、十両を各2場所で通過してのこの数字だけに将来を嘱望された…
大相撲夏場所が終わった。 九千人上限の国技館で行われる大相撲はやはり違う。 スポーツはやはり観客が居るのと居ないのは大違いだ。 私が大相撲について投稿する時は、ほとんど次の横綱は誰かというのがベースだった。 しかし最近は横綱は当分現れないだろ…
大相撲春場所が終わった。 幕内優勝は新関脇若隆影。 元大関高安が終盤までリードしていたが結局14日目から決定戦含め3連敗。 特に決定戦では気合十分で若隆影に勝利寸前だったが逆転の投げに屈してしまった。 横綱照ノ富士が7日目から休場。 本来なら大関陣…
大相撲初場所が終わった。 最初にお詫びしなければならない。 前回の記事で御嶽海に対し、現状に満足しているのでは・・・的なことを書いた。 ところが見事に優勝を飾り、場所後の大関昇進を確実にした。 この場を借りてお詫び申し上げる。 長く小結、関脇を…