影無茶のスポーツ24/7

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陸上競技

MGCファイナルチャレンジ終了           MGC制度の是非について個人的見解

昨年10月25日に東京で行われたMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)。 このレースで男女各2名のパリ五輪マラソン代表選手が決定。 残る1枠を決めるMGCファイナルチャレンジ男子3レース、女子2レースが、先日の名古屋ウィメンズマラソン…

大阪国際女子マラソン 前田穂南選手19年ぶり日本最高記録達成でパリ五輪へ大きく前進

大阪国際女子マラソンが開催された。 このレースで前田穂南選手が偉業を成し遂げた。 最初に1月27日時点で2時間20分を切った日本人選手と記録を記する。 野口みずき 2時間19分12秒 ベルリン 2005年 新谷仁美 2時間19分24秒 ヒューストン…

全国都道府県別対抗女子駅伝 2区で田中希実選手異次元の走り

エンジンが違う! 全国都道府県対抗女子駅伝。 兵庫代表として2区を走った田中希実選手の走りは正に異次元だった。 昔まだこの駅伝の創成期。 故佐々木七恵氏が見せたド迫力の走法を思い出した。 世界レベルの選手が他の選手と混ざって走るとこれだけの差が…

2024年今年もよろしくお願い致します。  まずは箱根駅伝からスタート。

あけましておめでとうございます。 少しおそくなりましたが新年のご挨拶をさせていただきます。 私は2007年からサンスポiza!でブログを始め、iza!ブログ終了に伴い、2013年からスポーツナビに投稿。 スポナビではヤフーの集客力により考えら…

箱根駅伝の全国化に賛成 時間はかかるがまずは行動を

100回を迎えた東京箱根間往復駅伝競走、通称箱根駅伝。 今回は100回の記念大会ということで全国の大学の予選会参加が認められた。 しかしその措置は今回限りなので青山学院大学原監督が強く提言する箱根駅伝の全国化には程遠い。 私は基本的に全国化に…

パリ五輪マラソン代表選考会 MGCが行われ代表2名が内定 大迫選手はまたも3位

パリ五輪マラソン代表選考レースのグランドチャンピオンシップ(MGC)が行われた。 残念ながら仕事でレースは見られなかったが、男子は川口優輝選手が大逃げでボストンの再現を図って盛り上がったようだ。 あいにくの天候は選手の走りに大きく影響を及ぼした…

別府大分毎日マラソン MGC効果で好記録続出だが世界と戦うにはさらなるレベルアップが必要

伝統の別府大分毎日マラソンが行われた。 風光明媚なコースで大阪国際女子マラソンと並んで私の好きなコースだ。 ただ如何せん風の影響を受けやすい。 いつだったか忘れたが、ヒゲの鎌田選手が現役で走っていた時、先頭グループの5人(だったと思う)がある…

東京オリンピック 感じたことをそのままに⑫ 4×100男子リレー バトンパス失敗後はレースを見ていても理解が出来なかった

昨日リレー競技について投稿したが、4×100男子リレーがまさかの結果に。 1走多田選手は抜群のスタート。 映像を見ていても明らかにトップで、2走山県にバトンパス・・・のはずだった。 ところが山県に多田が追い付かない。 この瞬間日本の夢は砕け散っ…

東京オリンピック 感じたことをそのままに⑪ リレー競技は応援する心に火をつける

いよいよ陸上リレー競技の決勝が迫ってきた。 男女4×100と男女4×400だ。 特に男子4×100は日本チームが出場。 個人種目では残念な結果に終わった男子短距離陣だが、今やお家芸となったリレーではさすがに決勝に駒を進めてきた。 水泳もそうだがリ…

東京オリンピック 感じたことをそのままに④ オリンピックの魔物が内村航平、瀬戸大也を襲う 

本格的に競技が開始された2020東京オリンピック。 33種目339競技が17日間で行われる訳だから大変だ。 オリンピックなればこそ見ることが出来る競技も数多い。 これが世界選手権と大きく異なるところでスポーツ好きにはたまらない。 毎日多くの競…

箱根駅伝 原メソッド青山学院復活優勝で熟成進む

正月恒例箱根駅伝が終わりました。 2015年から4連覇を成し遂げ陸上競技界の風雲児となった青山学院と原晋監督。 5連覇を宣言しつつ復路優勝のみで終わった昨年。 それまでの青学1強で生まれてきた打倒青学の機運。 原監督はテレビ出演も数多く、出版…

陸上日本選手権 男子100メートル決勝 サニブラウン・ハキーム圧勝 他の選手は不完全燃焼でハキーム1強

史上最高のメンバーと言われた男子100メートル。 主役は何と言っても今季2度9秒台を叩き出したサニブラウンですが、山縣亮太を除くトップ選手が勢ぞろいして盛り上がりました。 今回のファイナリストで過去5年間の決勝に駒を進めた選手は、ケンブリッ…

2019年初投稿 今回の紅白歌合戦は聴きごたえ十分! 正月スポーツは波乱の連続

あけましておめでとうございます。 旧年中は私の稚拙なブログにお立ち寄りくださいましてありがとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 本年最初の投稿。 まずは今回の紅白歌合戦について。 紅白歌合戦 大晦日は紅白歌合戦。 これは私が物心つい…

東京マラソンでMGCファイナルへ新たに6名が出場権獲得

MGCシリーズ男子第4戦東京マラソン。 16年間誰も破れなかった高岡氏のマラソン日本最高記録2時間6分16秒。 ついに設楽選手がこの壁を越えました。 昨年のこの大会、初マラソンながら世界最高記録ペースに果敢についていったのは記憶に新しいところ…

MGCシリーズ別大マラソンで園田隼選手MGC出場資格を得る

先週の大阪国際女子マラソンに続き今週は男子MGCシリーズ別大マラソンが行われました。 実は個人的に先週の大阪と今週の別大は大好きなマラソンコース(あくまで見る方としてですが)で毎年楽しみにしています。 大阪は大阪城や中之島、さらには御堂筋、…

大阪国際女子マラソンからスター誕生

東京オリンピックの代表選考につながる大切なレースのひとつ、大阪国際女子マラソンが行われました。 優勝は初マラソンの松田瑞生選手で2時間22分44秒の好タイム。 2位が北海道マラソン優勝者の前田穂南選手で2時間23分48秒。 3位は昨年名古屋ウ…

陸上日本選手権男子100メートル決勝

1か月半後に迫った世界陸上。 代表選考を兼ねた日本選手権が行われています。 昨日の男子100メートル決勝は見応えがありました。 レースその物はサニブラウンの底知れぬ力が垣間見えて一方的な勝利でしたが、これだけタレントが揃う事はなかなかないので…

東京マラソン男女とも国内最高記録誕生!

新コースとなった東京マラソン。 大会前にキプサング選手が世界記録を狙うと公言し、ここ最近にない盛り上がりを見せました。 スタートからいきなり下り坂、その後はほぼ平坦。 まさしく超高速参勤交・・・いやマラソンコースに生まれ変わりましたが、結果は…

福士選手の名古屋マラソン挑戦を考える

皆様お久しぶりです。 福士選手の名古屋マラソン参加について様々な声が聞こえてきます。 オリンピック代表に絡む代表選手選考の揉め事は今に始まった事ではありませんが、 今の状況を見ると、100年経っても何かしら問題がでてくるのでしょうね。 まず福士選…

福岡国際マラソンを終えて、川内選手にまだチャンスありと思う訳

リオ五輪選考レースを兼ねた福岡国際マラソン。有力選手の出場が少なく川内選手にとってチャンスと思われましたが・・・まさかの日本人選手4番手という無念の結果。日本人トップは2時間8分56秒の記録で旭化成の佐々木選手でした。川内選手はかなり落胆…

世界陸上:ウサイン・ボルトは強かった

世界陸上男子100メートル決勝。 人類最速の男を決める戦いはボルト、ガトリン、ゲイ、パウエルが一堂に揃う超豪華な顔ぶれ。 予選、準決勝とスムーズな走りで9秒83、9秒77とタイムを縮めてきたガトリン。 これに対し、準決勝でスタート直後躓きゴー…

世界陸上2日目:予選通過するのが大変な状況で福島見事な激走

世界陸上が始まりました。 ドーピング問題に揺れ続ける陸上競技ですが、より早く、より高く、より強くを生身の身体で争うシンプルさは誰にでもわかりやすく、あらゆるスポーツのルーツと言っても過言ではないでしょう。 それにしても日本男子のコンディショ…

リオ五輪マラソン代表選考はまたもめてしまうのだろうか

リオ五輪マラソン代表選考について陸連はナショナルチーム優先の選考を撤廃すると発表しました。 ナショナルチームの選手は手厚いサポートを受けているにもかかわらず、今夏の世界選手権の選考に際しその優位性を活かせなかったらしいです。 制度そのものは…

箱根駅伝は良い意味で変わらないですね

まずは皆様に御礼を。 900万アクセスに到達致しました。 こんな拙ブログにお立寄りいただき感謝の言葉しかありません。 ありがとうございます。 箱根駅伝が今年も行われました。 すっかり正月の風物詩となった箱根駅伝。 もっとも選手や関係者の方々にと…

異次元の領域に入った男子マラソン世界記録だが・・・

ベルリンマラソンでケニアの選手が2時間2分57秒と、史上初めて3分を切る世界最高記録をたたき出しました。 2位の選手も今までの記録を更新というレースで、これでベルリンマラソンは男子マラソン記録世界10傑の1位から7位までを占めることになりま…

【世界陸上モスクワ雑感⑥】大会が終わって・・・

世界陸上モスクワ大会が終わった。 銅メダル1、入賞7。 陸連の掲げた目標はメダル1、入賞5だ。 目標設定が実に適正だった・・・と言うか自らの実力を過信せず確実に達成可能な目標を設定していた、つまりとても現実的な数値だったという事だろう。 メダ…

【世界陸上モスクワ雑感⑤】世界一美しい跳躍・イシンバエワ金メダル!

もう終わったと思っていた。 モスクワで開催されるこの世界陸上はイシンバエワにとって思い出のデビューの地で競技生活を終えるいわば鎮守の森に帰ってきたような物だと思っていた。 それが、予選でかつての輝きを取り戻したかのような鮮やかな跳躍を決めた…

【世界陸上モスクワ雑感④】鉄人室伏、オレ流を貫いて少しでも長くその姿を見せてくれ・・・。

思えば日本選手権19連覇の時からちょっと違った。 世界選手権を出る事は明言せず、その時になったら考えるようなコメントだったと記憶している。 室伏選手が実はもう38歳で、上位にくる他のハンマー投げ選手の中では最年長と言って良い程というのはどう…

【世界陸上モスクワ雑感③】男子100m、ボルトはやっぱり強かった!

100m準決勝。 ボルトは身体が浮いて全く不本意と思われる走り。 最後は僅かにアメリカのロジャースを交わしたが過去の大会とは明らかに様子が違った。 レースが終わって戻る時も両手を広げて首をかしげて、うまくいかなかった表情だった。 女子1000…

【世界陸上モスクワ雑感②】福士の快走には正直驚いた!

世界陸上初日、女子マラソンが終わった。 優勝はエドナ・キプラガト。 世界陸上2大会連続の金メダルとなった。 ちなみに彼女のロンドンオリンピックは20位に終わっている。 日本勢は福士が見事に銅メダル。 木崎が4位入賞。 期待された野口は残念ながら…