世界卓球が終わった。
まず日本選手の成績を以下に列記する。
〇男子シングルス
松平健ベスト8、岸川・丹羽4回戦敗退、張3回戦敗退、高木和2回戦敗退、水谷1回戦敗退
〇女子シングルス
石川・平野・藤井・松平3回戦敗退、森薗2回戦敗退、福原・松澤1回戦敗退
〇男子ダブルス
岸川聖也・水谷隼組銅メダル、張・松平賢組ベスト8、丹羽・松平健組3回戦敗退
〇女子ダブルス
福原・平野組、藤井・若宮組ベスト8、石川・森薗組3回戦敗退
〇混合ダブルス
松平賢・若宮組4回戦敗退、吉村・石川組3回戦敗退、岸川・福原組3回戦敗退
メダルは男子ダブルスで岸川・水谷組が銅メダル獲得。
結果的に個人・ダブルスの前大会(混合ダブルス)と同じ銅メダル1個の成績だった。
これをどう見るか・・・。
感じとしてはめでたさも中くらいなり・・・って感じだ。
女子は上位を狙えると考えていたシングルス福原、石川が早々に敗退。
ダブルスも2組がベスト8に残る健闘を見せたが残念ながらメダル圏内には届かなかった。
男子はエース水谷の1回戦敗退はがっかりしたが、松平健が強豪を撃破してベスト8に残る健闘を見せるなど、ダブルスの銅メダル獲得を含め女子の不振をカバーした。
それにしても福原、石川の早期敗退はどうしたことか。
福原は初戦独特の緊張感、石川は心配していたカットマンの選手への対応が出来ず・・・。
それぞれ理由はあるだろうが、それにしても共にいい所なく破れ去ったのはいただけない。
オリンピック翌年の大会と言う事でややモチベーション的に問題があったのだろうか。
ロンドン団体で銀メダルを獲得し、さらなる飛躍をと思っていたが、まだまだ真の実力はついていないようだ。
男子も女子も選手層は確実に厚くなってきていると思われるので、今大会の結果だけを見て短絡的にダメと判断してはいけないと思うが、もう少し勝負強さを身につけて欲しい。
過去圧倒的に強かった中国だが、シングルスは男子も女子もさすがにベスト4を独占したが、2000年代に入って初めて5種目の内2種目の優勝を他国にさらわれた結果になった。
これが中国1強時代から、群雄割拠時代に入るさきがけとなるのか、一時的な現象に終わるのか、当然日本卓球陣もこの争いに入っていかなければならないし、潜在的な力は充分に加われる物を持っているだろう。
来年は団体の世界選手権が東京で開催される。
ここで何としても男女共にメダルを獲得し、弾みをつけて2015年個人世界選手権、リオオリンピックと向かって欲しい。