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【世界体操ベルギー雑感①】内村の4連覇、白井の世界デビュー

世界体操が始まった。

何だか昨年のオリンピックが遠い昔のように思える。

内村航平はもちろん健在で、個人総合4連覇はほぼ確実だと言われている。

ある時期まで世界選手権は4年に1回、2年に1回という間隔だったので、3連覇はおろか連覇するのも困難だったので、内村選手の連覇については確かに素晴らしいけども、空前ではあるが絶後ではないと思っている。

ただ、今の内村を総合で上回る選手は世界中どこを探してもいないので、この先5,6,7と連覇を伸ばしていけば、誰も手の届かない領域に達する可能性はあると思う。

オリンピックも勝って、内村のモチベーションが心配だったが、リオでは団体の金メダルという目標が残り、さらに2020年が東京に決まって意欲を保てる環境は整った。

内村はまだ24歳。

東京の時点でも31歳という事で、かつての塚原、笠松、監物、加藤沢あたりは30過ぎまで第一線で活躍していたのでさほど心配する事はないだろう。

日本の絶対的エースとして圧倒的な存在でい続けて欲しい。

もう一人の大注目は高校生で代表に選ばれた白井健三選手だ。

予選の床で16.233という極めて高い得点をたたき出し、世界にその顔を売る事が出来た。

それどころか日本選手では久々、技に個人の名前がつくかもしれないのだから凄い子が現れた物だ。

アテネの団体金メダル以降、高いレベルでその実力を維持している体操ニッポン。

内村、白井以外でも加藤、今回は出場していないが山室等、個人総合を狙える選手や、種目毎のスペシャリストも合わせて確実に層は厚くなってきている。

まずはその実力を今回見せつけて、世界各国に日本は別格と思わせる体操を見せて欲しい。