影無茶のスポーツ24/7

ルール知らなくても面白く読んでいただけることを目指します

不惑のシーズンを戦うイチロー・私の見方

イチローレッドソックス戦でスーパープレーを見せてくれた。

なにしろボールの落下点まですっ飛んで行くので、超スーパープレーが普通のスーパープレーにしか見えない。

とにかくイチローは40歳になっても相変わらず走攻守全てで銭の取れる選手だ。

10年連続200安打、メジャーシーズン最多安打を代表に数多くの記録を残しているイチローだが、現在ヤンキースでは第5の外野手という立ち位置だ。

これを我々はどう受け入れていくのか。

レギュラーでほとんど休みなく、毎試合彼のプレーを見ていたいと思うのが自然ではあるが・・・現実はそうではない。

では今現在のイチローをどのように見ていくのが精神衛生上良いのかを考えてみた。

やはり時折ゲームに出て今回のような印象に残るプレーを期待するのが正解なのかもしれない。

報道ではこれを機にレギュラーで起用するべきだという声があがっていると書かれている。

ヤンキースの同僚の中にも「イチローがレギュラーでないなんて信じられないよ」と話している・・・という記事もあった。

しかし現実は甘くない。

おそらく先発で起用され続ける事はないだろう。

寂しい事だが。

現在の打率.421はせいぜい.280程度に落ち着くだろう。

私は10年連続200安打を達成した時に、4割打者(もちろん規定打席)にチャレンジ出来るのはイチローだけだと思い、四球を増やしながらそれを目指して欲しいと思った。

しかし年齢による衰えは如何ともしがたいのだ。

あの長嶋茂雄でも36歳で急激に衰えたように・・・。

イチローの場合は、今までの練習量と身体能力維持の為の節制が貯金となって、持続力は衰えても瞬発力においては、若い選手と何ら変わらぬ能力を維持していると思われる。

それが時折見せる、いや時折ではないね、出場した試合で見せてくれる銭の取れるプレーにつながっているんだろう。

これこそが今のイチローに期待する姿なのではないか。

年間100試合程度の出場でチームの勝利に貢献する。

それが優勝を争うような試合の重要な場面で飛び出す。

全てのプレーが皆の記憶に残るようなイチローであって欲しいし、それを楽しみにしたい。

それが今の私のイチローの見方である。