影無茶のスポーツ24/7

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日本サッカーのボールポゼッションサッカーへの思いと、浅田真央のトリプルアクセルに賭ける思い

サッカー日本代表はグループリーグ最終戦、対コロンビアになすすべもなく敗れ予選敗退が決まってしまいました。

戦前の思いが強かっただけに、この脱力感は何と言って良いのか、何も考えられないって感じです。

ドーハの悲劇イラク戦で終了間際に同点に追いつかれて本戦出場を逃し、スタジオに映像が切り替わった瞬間。

その時に近い空虚感を覚えたまま現在に至っています。

ザッケローニ監督は辞意を表明し、選手達も懺悔の言葉を口にし、日本代表のワールドカップブラジル大会は終わってしまいました。

すでに4年後を目指す新たなスタートは切られている訳ですが、日本サッカーのスタイルについて議論がされる事になるでしょう。

魅せる事と勝利する事。

この両方が成立すれば誰も文句は言わない訳ですが、現実はそうは上手くいきません。

4年前、最低の戦術と言われた岡田ジャパン

やむおえない戦術変更だった訳ですが、グループリーグ全敗の評判を覆し決勝トーナメントに進出しました。

勝てば官軍負ければ賊軍。

もちろん日本サッカーが目指していた哲学を放棄した批判はありましたが、結果を出した事への賞賛がそれを上回りました。

あれから4年。

史上最も魅せるサッカーを実戦出来る代表チームが出来あがっていた・・・はずでした。

しかし結果はあまりにも残酷でした。

協会は今後もザックが作り上げてきたサッカーを継続する事を意思表示しています。

私はどちらかと言うと、勝つ事こそ第一で、その為の戦略がたとえカウンター中心の守備的サッカーであってもそれが最も勝利に近いならそれで良いではないかという考えです。

実は浅田真央選手がトリプルアクセルにこだわり、その為に多くの弊害が出る事をわかっていながら試合に臨んでいた時にも当初私は反対していました。

金メダルを取る為にはアクセルを封印し、3回転-3回転を軸にしたプログラムを組むべき・・・と。

しかし浅田選手のトリプルに賭ける生きざまを見続けている内に、それが浅田の生きる道と考え直し、アクセルを跳ぶ事の批判を封印した経緯があります。

サッカーの代表チームとなると多くの人数が試合に関わる事になるので、個人競技とはまた違った難しさはあると思いますが、協会がポゼッションサッカーの継続を目指すならば、私も4年後にもう一度その夢を見てみようかなという思いに今は傾きつつあります。

日本サッカーの生きざま、見せてもらいましょう!!