影無茶のスポーツ24/7

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盛り上がった大相撲名古屋場所・多くの力士が成果を得て次につなげた

大相撲名古屋場所が盛況の内に千秋楽を終えました。

横綱白鵬が大台30回目の優勝を飾り、いよいよ大鵬の偉大な記録32回が視野に入ってきました。

その他にも関脇豪栄道が千秋楽の勝利で大関の座を確実にし、遠藤も勝ち越し。

横綱3人も何とか二桁勝利を確保、カド番琴奨菊も12番勝って準優勝。

その他、大砂嵐旋風や照ノ富士の大物ぶりなど、見応えのある場所でした。

また、期待の妙義龍、千代大龍も二桁勝つなど、今後の相撲人気の上昇復活が約束されたような内容でした。

白鵬は衰えも見られますが、当面は第一人者の座は揺るぎそうにありません。

大鵬も、千代の富士も最後の優勝から2~3場所で引退していますが、白鵬についてはまだ引退の文字は浮かんできません。

若手が着実に伸びていますが、ぎりぎり大鵬の優勝回数を更新すると思います。

豪栄道は見事にワンチャンスを物にしました。

関脇連続14場所は凄いですが、中に休場による負け越しと7勝8敗があります。

そこを2度とも西関脇へ横滑りに留まった訳ですから運も持っているのでしょう。

千秋楽のこの日、急きょ勝てば大関というチャンスを物に出来るのは豪栄道が持って生まれた勝負運なんだと思います。

琴奨菊はほんとによく頑張りました。

8連勝後の投稿で8勝7敗になっても云々と書きましたがほんとお詫びしなければなりません。

初日の豊真将戦。

1回目の仕切りで低く突っ込み待ったになりましたが、気迫が伝わってきました。

結果仕切り直しでも見事に勝利し、強く印象に残りましたが、まさかここまで頑張るとは正直想像できませんでした。

素晴らしい。

お見事でした。

来場所以降も優勝戦線に常に顔を出して欲しい力士の一人です。

大砂嵐は千秋楽大きな星を落としました。

カチあげばかりが話題になりますが、白鵬戦で魅せた四つ相撲は負けましたが将来性を感じさせてくれました。

今回関脇・小結が全て交代になるチャンスでしたので勝ち越せなかったという運が将来どう影響するのでしょうか。

逆に遠藤は最後大きな勝利をあげました。

来場所は妙義龍、照ノ富士と共に魅力溢れる三役が揃う可能性が出てきました。

逆に稀勢の里は二桁に届かない9勝6敗。

もう歯がゆいとしか言いようがありません。

来場所、存在を見せつけないと、横綱候補の看板を下さなければならない事になるでしょう。

勝つ時の豪快さを見慣れているのでほんとに歯がゆいです。

先場所、今場所と見ていると、大相撲は新時代へ移り替わる、正に節目に到達している印象です。

夏の長い巡業で各力士が力をつけ、益々激しい土俵上の戦いが見られる事を期待して秋場所を待ちたいと思います。