オリンピック翌シーズンとは思えない程多くの話題を提供してくれたフィギュアスケート。
いよいよGPシリーズもファイナルを迎えました。
男子シングルは高橋、織田が競技スポーツを引退しましたが、町田、無良、羽生の3選手がファイナルに進出。
女子シングルも繰り上がりとは言え、高校生スケーター本郷が出場します。
繰り上がりと言ってもロステレコム優勝は誇ってよい成績で臆する事は全くありません。
伸び盛り本郷がファイナルで何を掴んで帰ってくるかは結果を抜きにして彼女の今後のスケート人生に大きなプラスとなるでしょう。
男子ですが誰が優勝するか予想をするのは極めて困難という状況です。
地元の利とミキティの応援でハビエル君がちょっとだけリードしているかなって思いますが正直わかりません。
町田の安定感が頭一つ抜けているかとも思えますが、フリップでエッジ違反を取られたりしていて影響が出る可能性もあります。
無良はいかに無欲で演技できるかがカギで、まずはSPで好位置につけることが大切です。
羽生は今シーズンはやはり難しいと思います。
結局ハン・イエンとの激突による怪我よりも、シーズン当初問題となった腰の具合が実は今もかなり悪いのではないでしょうか。
彼のコメントを聞くにつけ、そこまで背負わないでもっとスケートを楽しんで欲しいという気持ちです。
今のままの心理状態ではピョンチャンまで持ちません。
コフトゥンは4回転の出来栄え如何ですね。
回転は認められていますので加点がつくジャンプが出来るかどうかでしょう。
女子は何といってもラディオノワ。
とにかく勢いがあります。
それに続いてほとんど差がないのが今季好調トゥクタミシェワ。
GP2戦でのSP、フリー共にアンダーもエッジ違反も全く取られていない完璧なジャンプを披露しています。
ラディオノワでさえ、初戦に!マークをもらっていますからね(まあ気にするほどではありませんが)
グレイシー・ゴールドのいない今、この両選手の優勝争いとなります。
リプニツカヤは今シーズンは状態が悪いですね。
昨シーズンの格付けがまだ有効ですので点数はもらえますが、身体が成長してバランスが悪くなっているんでしょうか?
転倒あり、回転不足あり、!マークありと本調子には程遠いです。
あとのパゴラリア、ワグナー、本郷は横一線という感じでしょうか。
パゴリラヤ、ワグナーにはフリップで、本郷はルッツでエッジ違反の心配があります。
しかし本郷には勢いがあります。
ロステレコムでのパーソナルベストで優勝の勢いをそのままぶつけて欲しいです。
GPシリーズが終わればいよいよ全日本。
その全日本で最大目標である世界選手権の代表が決まります。
まず世界選手権の選考基準をおさらいしてみます。
①1人目は全日本選手権優勝者を選考する。
②2人目は、以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して決定する。
A) 全日本選手権2位、3位の選手
B) グランプリ・ファイナル出場者(①の選手を除く)上位2名
③ 3人目は、以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して決定する。
A) ②のA)又はB)に該当し,②の選考から漏れた選手と全日本選手権4位~6位の選手
B) 全日本選手権終了時点でのISU ワールド・スタンディングの日本人上位3名
C) 全日本選手権終了時点でのISU シーズンベストスコアの日本人上位3名
ソチオリンピック選考にはなかった全日本4位~6位の選手も対象となっているので、織田氏(ファイナル3位・全日本4位)のように実績があっても選考対象にならないという悲劇はなくなりますね。
また彗星のように現れた村上大介選手も全日本で上位にくれば(優勝すれば即決定)選考対象になります。
また、女子宮原、村上もファイナル出場はなりませんでしたが、昨年の鈴木明子さんのように全日本で最高の滑りを披露出来れば一発逆転代表決定が狙えます。
しつこいですが、羽生選手も本当はGPシリーズは欠場して全日本に照準を合わせられればと思っていた訳です。
まあしかし羽生は何といってもオリンピックチャンピオン。
ファイナルで最悪日本人3位になっても現在断トツ世界ランク1位ですので3人目で選ばれる可能性は極めて高いでしょうね。
ちなみに12月8日時点での主な選手の世界ランクは、
男子:1位羽生 2位デニス・テン 3位パトリック・チャン 4位町田 5位ハビエル・フェルナンデス 6位無良 7位セルゲイ・ボロノフ 8位ミハル・ブレジナ 9位マックス・アローン 10位マキシム・コフトゥン・・・43位村上大介
女子:1位浅田 2位リプニツカヤ 3位ゴールド 4位ソトニコワ 5位ワグナー 6位宮原 7位トゥクタミシェワ 8位ラディオノワ 9位ポゴリラヤ 10位コストナー・・・11位村上・・・20位本郷
まだGPファイナルも終わっていない中ですが世界選手権代表を予想して記事をまとめたいと思います。
○男子
○女子
まあ、ありきたりですが、結局落ち着くところに落ち着くのではと・・・。
いずれにしても来年も3枠確保は何としてでも成し遂げなければなりませんし、各選手パーソナルベスト、悪くてもシーズンベストを目指して欲しいですね。
さて、昨年1月からほとんど休みなく記事を書かせて頂きました。
こんな拙文をお読みいただいた皆様には感謝の言葉しかありません。
本当はもう少し年の瀬まで投稿させて頂きたいのですが、どうも年末に向けて仕事が忙しくなり、私なりに基準としているハードルに達する内容の記事を投稿出来そうもありません(皆様から見ると、とても納得いただける文章ではないでしょうけども)
と言う事で、今年は今回の記事を最終とさせていただきます。
来年も投稿は続けさせていただくつもりですが、どうも私の文章はセンテンスが長く読みづらいと思ったりもしますので、出来るだけ簡潔な文章を目指したいと思います。
半月ほど投稿はお休みしますが、来年はもしかすると心機一転タイトルも変えてみようかとも思っています。
また、投稿は休みますが、皆さんの記事は読み続けますし、コメントさせていただく事もありますのでその時はご覧いただければ幸いです。
(とんでもないニュースが飛び込んできたら書かせて頂くかもしれません)
また、コメントをいただければもちろん返信させて頂きます。
今年一年ご覧いただいた事に感謝申し上げ、皆様にとって楽しいクリスマス、良い年を迎えていただく事を祈念しまして締めとさせていただきます。
ありがとうございます!