影無茶のスポーツ24/7

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世界フィギュア速達雑感・日本勢ほんと頑張ったよ!

激動に満ちた今シーズン。

最大目標である世界フィギュアを目指してきたスケーター達の2014-2015シーズンが終わりました。

女子シングルは王国ロシアから、復活なったトゥクタミシェワ、男子シングルはオーサー門下のハビエル君が嬉しい初優勝を成し遂げました。

シーズン当初から突っ走ってきたトゥクタミシェワは最後にトリプルアクセルまで成功させて、さらなる可能性を見せつけました。

ハビエル・フェルナンデスは千載一遇のチャンスを見事、物にしました。

キッスアンドクライでトップに立った時に彼が見せた表情は忘れられません。

羽生もまた同門とはいえ、ハビエルを応援し祝福する姿はフェアプレイの精神があふれていました。

連覇を目指した羽生は最初の4回転がダブルに、2本目の4回転では転倒。

この2本で8.63点しかもらえませんでした。

GPファイナルでは同じエレメンツで25.94点稼いでいましたので結局この差が響きました。

彼の戦略的得点源の後半2回の3Aからの連続ジャンプも、成功しましたが加点は合わせて2.86。

同じ比較ですがGPファイナルでは4.43の加点をもらっていました。

やはり練習不足の面が出て、肉体的にも精神的にも辛かったんだと思います。

本当ならカップオブチャイナで羽生の今シーズンは終わっていても不思議ではありませんでした。

それが同じ会場に羽生は忘れ物を探しに来て、見事に見つける事が出来たんだと思います。

2年連続優勝は逃しましたが、重くて価値ある銀メダルでした。

小塚、無良、両選手も魂の滑りを見せてくれました。

SPで失敗し、心中期する者があったに違いありません。

1番手滑走の小塚に2番手滑走の無良。

見ているこちら側も固唾をのんで見ていました。

十分伝わってきましたよ。

無良の2回目の3Aからの連続ジャンプにはしびれました。

女子は宮原知子が堂々の銀メダル。

初の大舞台でパーソナルベスト更新はお見事でした。

宮原、本郷、共にミスらしいミスはなく、持てる力を最高に発揮できました。

村上もややジャンプに安定感がありませんでしたが、とにもかくにもシーズンベストで締めくくれたので良かったです。

村上にはもっと彼女に会う振付、曲選びをしてくれる人がきっといます。

来シーズンは一つ上を目指してほしいです。

当初危ないと思われていた女子3名枠。

これが3名とも上位に食い込む大健闘。

見事に来季3名枠も勝ちとりました。

女子の場合は4大陸選手権に今回の代表選手を派遣した効果が出ましたね。

若い選手たちなので試合を重ねる中で成功も失敗も全てが身になっていったのでしょう。

本当に素晴らしかったです

そのほかではジャッジが今回は大変公平であったと思われ、不当と思えるような判定は全くなかったと思います。

いずれにしても明日のエキシビションをもって、今シーズンも終わります。(えっ!国別対抗・・・なんじゃいそれは)

選手たちには身体も心もリフレッシュしていただき、来シーズンも元気な顔を見せて欲しいです。

皆さんお疲れさまでした。