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ラグビー人気大爆発の中、名門同志社大が復活V

日本代表のW杯活躍で人気爆発のラグビー。五郎丸選手の名前を聞かない日はないと言ってよいほどですが、そんな中、名門同志社大ラグビー部が関西リーグで8年ぶりに優勝を飾りました。かつては名門の名を欲しいままにしていましたが、近年は嘘のような低迷ぶり。2010年にはAリーグ7位で入替戦を経験するまでに至りました。それから5年、ラグビーブーム再燃に歩を合わせるように同大が帰ってきました。

それにしてもラグビー人気は凄まじいです。

かつては大学ラグビー早明戦や社会人新日鉄釜石神戸製鋼の黄金期など隆盛を極めた時期がありました。

ひと頃の勢いを感じなくなって久しい今年、W杯での代表の活躍はそういった低迷ムードを一気に吹き飛ばす衝撃でした。

代表レプリカユニフォームは品切れになり、日本中いたるところで五郎丸ポーズが見られる。

トップリーグで空席が出来てしまったことがニュースになり、バラエティーには代表選手の出演が目立って増えました。

スポーツ雑誌Number増刊号は大増刷、最新号では久々にラグビー特集が組まれています。

そういった社会現象だけにとどまらず、セブンズでは男女共にリオ五輪の出場権獲得。

特に女子はサクラセブンズとの愛称で今やメディアに引っ張りだこです。

こういった影響は必ず競技力向上につながり、レベルの底上げをもたらします。

事実大学ラグビーで無敵を誇る帝京大が筑波大に破れたのも、こういった好ムードが無縁ではないでしょう。

そんな中復活した同志社

日本選手権の第1回の優勝チーム。

関東対抗戦、リーグ戦の大学が圧倒的に強い中、全国大学ラグビーで平尾、大八木、林、東田、武藤、等そうそうたるメンバーにより1979年から1984年にかけて3連覇を含む優勝4回、準優勝1回を成し遂げました。

同大のラグビーはとにかく攻めることを基調としており、敗れはしましたが、選手権で見せた明大戦でのペナルティーゴールを狙わず、攻め続ける姿勢はファンの感動を呼びました。

そういった同大のラグビーはエディーヘッドコーチが掲げたジャパンウェイにつながっていると思うのは私だけでしょうか。

代表チームが見せてくれたラグビーの面白さ。

社会人、大学、そして高校ラグビーを含めこの機運をジャパンウェイのように未来につなげていって欲しいです。

何だか今年同志社大が復活したのは、ひとつの象徴のように思ってしまう今日この頃です。