今朝のニュースで浅田選手がフリーで失敗してファイナル6位だったことを知りました。NHK杯後の元気のなさが気になっていましたが、ファイナルでもSP後のインタビューなどいつもの浅田選手ではないように感じていました。でもこれはあくまでGPシリーズ。本番は何度も書いているように世界選手権です。全然大丈夫ですよ!
「空回りしているのかもしれない」
浅田選手のコメントです。
私は浅田選手を応援する中で、もっと肩の力を抜いて云々と言い続けてきました。
そう書きながら、アスリートとしての浅田選手に対して失礼な事を書いているのではと(特に復帰後)も思っていました。
浅田選手のレベルになると負けることは悔しくて仕方がないはずです。
特に浅田選手はああ見えて本質は誰よりも負けず嫌いです。
そんな選手に対して結果を考えずに・・・とか肩の力を抜いて・・・とかは正におせっかいな言葉なのかもしれません。
出る以上ベストを尽くすのは当たり前だし、最高の演技をしても、その上に誰かが君臨したら嬉しさも中くらいって感じでしょう。
しかし何度も書きますが(ってフレーズも何度も書いていますが)今季の目標は世界選手権。
その先の目標はピョンチャン五輪。
浅田選手のみでなく、これはトップスケーター共通の目標です。
浅田選手の場合、1年の休養を経て復帰。
ちょうど肉体的にも精神的にも一息つく時期でしょう。
フィギュアスケートのシーズンは意外に長く半年程は続く訳です。
シーズン中には山あり谷あり。
ずっと好調が続く訳がありません。
ソチの女子メダリスト3人は直近のGPシリーズでまともに滑っていません。
しかしGPシリーズの成績をすぐに思い出せる人はそう多くはないでしょう。
やはりオリンピックの印象が群を抜いて高いです。
演技構成が高度になってきて、この傾向はより強くなる可能性があります。
今回アメリカ勢が今ひとつですが、コーチはそんなに深刻に思っていないでしょう。
おそらく1月の全米選手権にひとつピークを持っていくことの方がGPシリーズ優勝より大切と思っているはずです。
浅田選手も全日本へ向けて気持ちを切り替えればいいのです。
技術的なことよりも気持ちの問題さえクリアすれば全然大丈夫です。
目指していきましょうてっぺんを。
羽生選手がNHK杯後のインタビューで、自分で自分にプレッシャーをかけてしまって緊張している事を認識して、それならこうしようと気持ちをコントロール出来た・・・と述べています。
簡単なことではありませんが、「空回りしている・・・」状態から脱するには、羽生選手のこのコメントがすごく生きてくるように思います。
まだまだこれからです。
プレッシャーと仲良くして、持てる力を出し切ってください。
まずは全日本!