マクラーレン・ホンダが復活して3年目。
過去2年は到底満足できる成績ではありませんでした。
それでもチームは当然のこととはいえ全力を尽くし、アロンソ、バトンもポジティブシンキングで頑張ってくれました。
迎えた3年目。
新レギュレーションの元、大事な大事なバルセロナ合同テスト1回目が終わりました。
結果を見ると、今年もメルセデスとフェラーリが2強を形成し、レッドブル、ルノーがこれを追い、ザウバー、ハースは多くのテストラップを重ねて貴重なデータを収集できた。
という印象です。
ところがマクラーレン・ホンダはというと・・・
初日オイルシステム、2日目パワーユニットに問題が生じてテスト走行もままならずの状況。
特にパワーユニットは電源が落ちてしまうという異常な状態。
バトンに代わってシートに納まるストフェル・バンドーンにとっては少しでも多く走りたいところですが水を差されてしまいました。
3日目、4日目は大きな問題も起きず、予定したテストを消化でき、ドライバーやチーム関係者からも前向きな言葉が聞かれましたが、ここまで期待通りかと言えば「否」としか答えられない状況だったと思います。
実際テスト期間中にマクラーレンとホンダの提携解消が話題になり両社がこれを否定するという場面もありました。
昨年も初回のバルセロナテストは思うようにいかなかったと思いますが、それでも257周走れました。
今年はというと208周のラップ。
メルセデス558周、フェラーリ468周、ザウバー349周、ハース343周・・・。
参加10チーム中9番目の周回数でした。
とにかく多くの周回を重ねることに意義がある合同テストでのこの状態。
アロンソの気持ちが切れていないことが幸いです。
アロンソの忍耐力と献身的な姿勢は尊敬に値します。
7日から始まる2回目のバルセロナ合同テスト。
昨年も2回目のテストでは453周のラップを重ねて多くのデータを収集する事が出来ました。
同じような状況で迎える最終の合同テスト。
正直今年駄目ならホンダのF1復帰は失敗だったと言われる状況に追い込まれるのは必至。
3月24日メルボルンで迎える開幕戦まであとわずか。
2回目の合同テストは7日から10日までの4日間。
マクラーレン・ホンダにとって早くも迎える正念場です。
テストが有意義なものになって前向きな気持ちで開幕戦を迎えたいと思う今日この頃です。