F1グランプリ第2戦中国グランプリが終わりました。
マクラーレン・ホンダは残念ながら2台ともリタイア。
2戦消化してコンストラクターズはゼロポイント。
ハースがケビン・マグヌッセンの4ポイント獲得でゼロから脱出したのでポイントゼロはルノー、ザウバー、マクラーレンの3チームだけとなりました。
今回もアロンソは途中6位まで順位を上げ、彼曰く「人生のベストレースを更新」。
それまでの人生ベストレースは今年の開幕戦オーストラリアGPだったはずですので、
何と2戦連続でベストレース更新・・・。
彼の優秀さを改めて認識するところではありますが、これはチームへの檄と捉えなければなりません。
F1で今、最も勝利に飢えている男、アロンソ。
彼がいる間に何とか表彰台を争える状況に至って欲しいです。
そうしなければなりません。
今回ストフェル・バンドーンが燃料計の不具合、アロンソはドライブシャフトの問題でリタイアということなのでエンジンそのものよりメカニカル系の理由ということでパワーユニットについては微速前進って感じでしょうか。
少なくともバルセロナテストの時から比べて、改善が図られているのは明白です。
ただコースが渇き始めると、パワー不足を露呈して劣勢を強いられることには変わりありません。
回生システムが劣っていると思われていましたが、アロンソは「デプロイメントが不足しているとは思わない、パワーがないのでストレートでのタイムが大きく後れている」という見方をしていました。
一部にはマクラーレン・ホンダの問題はパワーユニットよりもシャシー側にあるという見方も確かに存在するようです。
オーストラリアGPでは車体の振動、今回の中国GPでもリタイアの直接的な原因はメカニカルな物でした。
しかし実際にマシンを走らせているドライバー2人は上位進出にはパワーユニットの改善が急務と考えています。
ホンダはバルセロナテスト後に組織と人員を変更したとの報道もありましたし、後がない状況との認識なのは間違いありません。
アロンソには常に移籍問題が付きまとい、マクラーレンにもシーズン途中でエンジンサプライヤーを交代するという実しやかな噂が流れました。
しかしアロンソについては夏まで他チームと交渉はせず、マクラーレンが最初に交渉する協定があるようですし、ホンダとの関係解消の件もマクラーレンは現実的でないと考えているようです。
とにかく前を向くしかありません。
バーレーンGPはすぐにやってきますが、まだ18戦あります。
マクラーレン・ホンダのホームグラウンドでもあるバーレーン。
ホンダの長谷川氏は「パワーユニットのパフォーマンスを確認するのを楽しみにしている」と前向きなコメントを出しています。
まずは2台共に完走して、出来ればポイント圏内でのフィニッシュ。
その次に表彰台を目指す。