イチローが古巣セーフィコフィールドで3年ぶりのヒット。
最終打席でホームラン!
狙って打ったとしか思えず、イチローからシアトルのファンへ感謝と共に惜別のメッセージも少なからずあったのでは、と、このニュースを見て感じました。
というのも今年のイチローの成績はキャンプでのアクシデントがあったにしても、あまりに「らしく」ないからです。
最終打席のホームランを含めてここまで19打数3安打打率.158。
打率は調子が上がってくればそれらしい数字に近づくことは可能です。
ですが、三振7個というのが考えられない数字。
イチローのメジャーでの三振は打席数に対しておよそ1割。
ここ2年でも11.6%でした。
ところが今年は一気に三振率が跳ねあがっています。
イチローも43歳。
メジャー最年長野手となって2~3年。
動体視力の低下は避けがたいのかもしれません。
いくら身体は鍛えられていても、目は自然に委ねるしかありません。
目の衰えがバッティングに影響しているとしたら、これはもしかすると結構深刻です。
それでもイチローが活躍する姿をまだまだ見たい気持ちは当然、もう当然あります。
あのアクシデントが微妙にタイミングを狂わせているからと思いたい。
その時に練習出来なかった分、2017年型イチローの完成が遅れていると思いたい。
今日の2安打をきっかけに上昇気流に乗っていつものイチローに戻ると思いたい。
願望に近い思いが脳裏を巡ります。
数々のレジェンドを生み出してきたイチローですが、今の成績では出場機会を得ることがまず難しい。
ホームランを打って見事に恩返しが出来ましたが、マーリンズでの立場は外野手第4の男。
イチローにとって5月末までに与えられる出場機会でどれだけの成績を残せるか。
それによってはついに(考えたくはありませんが)引き際も考えなければならない状況になるかもしれません。
今シーズン末には今回の記事の訂正記事を出したいと願いつつ、
いずれにしても残り少なくなってきたイチローの現役選手としての姿。
しっかりこの眼に焼きつけておきたいと思います。