2019年ラグビーWカップの組み合わせが決まりました。
スポーツ新聞によっては(決勝トーナメント進出へ)良い組に入ったという論調がありました。
果してそうでしょうか。
2015年W杯で世界に称賛されたジャパンラグビ-は、エディージョーンズヘッドコーチの掲げるジャパンウェイが結実した物でした。
エディー・ジョーンズは2012年に代表ヘッドコーチに就任しましたが、当初から2015年トップ10、2019年トップ8という明確なビジョンを持ち、具体的な強化スケジュールを立てていました。
2013年にウェールズ代表に勝ったのも、たまたま勝ったわけではなく緻密な強化プログラムに基づいてそのルーティンの中で勝利したのです。
確かに世界で一番過酷と言われたハードな練習についていった選手の頑張りがあったこその大躍進だった訳ですが・・・。
2019年まであと2年。
2015年W杯で逆算すると2013年の状態がひとつの物差しにはなります。
もちろんまだW杯出場は決まっていませんでしたが、アジアでは頭一つ抜けており出場自体はほぼ間違いない状況でした。
そんな中ウェールズに勝った訳ですからジャパンウェイは順調に歩を進めていた事になります。
それに対して現状はどうでしょう。
開催国特権で自動的に出場を是非とも強化面でのアドバンテージとしなければなりません。
昨年11月のウェールズ戦でもあわやという場面を見せてくれましたが、今のところはエディージャパンの遺産で戦っているというのは言い過ぎでしょうか。
ジェイミージョセフヘッドコーチは昨年9月からの就任。
現段階ではエディーコーチほど明確なビジョンが見えません。
就任が遅れたので無理もないですが、これからは一気にスピードアップしなければなりません。
予定では6月と11月にルーマニア、アイルランド、フランス、オーストラリア代表とテストマッチの予定ですが、アイルランドと同じ組になったので、果してどういう駆け引きが行われるのかも見所です。
スーパーラグビー、サンウルブズに所属しない代表クラスの選手をどうするのかなど問題も残っています。
まずはジェイミー・ジョセフヘッドコーチがどんなビジョンを打ち出してくるのか。
注目したいです。