影無茶のスポーツ24/7

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ストーリーで考える馬券戦略・優駿牝馬

春のGⅠもいよいよクライマックスを迎えます。

まずは優駿牝馬オークス

牝馬限定GⅠでは最も長い2400M。

過去の勝馬を見ると牡馬GⅠでも勝てるブエナビスタジェンティルドンナのような超ド級は限られており、中には牝馬限定GⅠなら勝てる馬もいますが、このレースで燃え尽きたかのような馬も少なくありません。

3歳牝馬にとってそれほどまでに過酷なレース、それが優駿牝馬オークスです。

今年は牝馬のレベルが高いと言われ続けています。

先々週のマイルカップも牝馬のワンツー。

今後牡馬GⅠでも勝てるような馬がオークスを制するのでしょうか、それとも・・・。

3歳牝馬GⅠは牡馬に比べて前哨戦との関連性が高いです。

桜花賞チューリップ賞秋華賞ローズステークス、そしてオークス桜花賞とフローラS。

稀に忘れな草賞スイートピーがありますが、馬券圏内はほぼ上記2レースの出走馬です。

忘れな草賞は1着限定、スイートピーはスケジュール的にきつくこの9年間は3着以内に来ていません。

桜花賞から一気に800M伸びるオークス、適正が違いすぎるように思いますが、実際に毎年馬券圏内に多くの桜花賞出走馬が絡んでいます。

ただし今年例年と趣きが異なるのは、ディープ産駒が不振なこと。

桜花賞ではカワキタエンカ1頭だけの参戦。

オークスもディープの子が強く、この5年で3頭優勝、2着も3頭、3着も3頭と馬券圏内15等中9頭がディープ産駒という凄まじさでした。

しかし今年は不振を表すようにオークスでもディープ産駒は僅か3頭の出走。

ファンディーナが大事を取って秋まで休養に入ったので余計に苦しい状況です。

競馬はブラッドスポーツと言われますが果たして今年はディープの血が騒ぐことはないのでしょうか。

桜花賞と共に注目の前哨戦はフローラステークス

桜花賞には目もくれずオークスに距離の適性を求めて歩を進めてくる馬たちです。

優勝こそアパパネと同着だったサンテミリオンのみですが、多くの馬が3着以内に来ています。

こうして考えると桜花賞組とフローラS組から数頭選択し、忘れな草賞1着のハローユニコーンを買い目に入れるかどうか決めれば的中馬券に近づくということになります。

さらに言えばフローラ組は毎年のように3着内に突入してきますが基本的にはフローラS3着までと、4着以下に距離適性が特別合っている馬から選べば良いことは過去のレース結果から見てとれます。

それでは前哨戦別に有力馬を探っていきます。

まず桜花賞組から。

阪神コース改修前は桜花賞4着以下の馬でもオークスで上位に来ることが多く、逆に桜花賞上位馬は余程の馬でない限りオークスでは苦しいレースを強いられていました。

ところが改修後は桜花賞上位馬がオークスでも上位に来ることが多くなりました。

改修によって阪神マイルは力のある馬しか勝てなくなり、桜花賞で上位に来る馬は距離の壁を克服できる世代実力上位と言えるのでしょう。

今年桜花賞組は6頭。

1~3着は全て出走してきました。

6着ディアドラは矢車賞で賞金加算して出走にこぎつけたようですが、中1週はさすがに苦しいでしょう。

勝馬レーヌミノル

新馬が1200のデビュー。

桜花賞でも距離が長いと言われていたのは事実です。

世代上位の実力馬なのは認めますが、ここは4着と想像します。

したがって消し!

2着リスグラシュー

好調武豊、安定した成績、外すわけにはいきませんね。

3着ソウルスターリング

桜花賞で評価が落ちましたがチューリップ賞のセンスの良い勝ち方、距離も長いと言われていますが、桜花賞の時道悪は鬼かもしれないと言われていたのに結局苦手だったように評判はあてになりません。

悪い評判が立って、たとえ10円でも人気が落ちるなら喜ばしいことです。

外せるわけがありません。

問題は12着アドマイヤミヤビ。

この馬こそオークス向きと言われていましたが桜花賞が負けすぎの感。

正直がっかりしました。

これも道悪が影響していたとも言われていますが・・・

果たしてどうでしょうか。

当日の人気次第ですね。

デムーロなので簡単に外すわけにもいきません。

次にフローラ組ですがここにきて1着のモズカッチャンの評判が右肩上がりです。

フローラでは12番人気だったんですよ。

過去のフローラ組は人気で好成績、負けても1番人気だった馬がオークスで走っています。

こういう人気上昇の仕方は嫌気です。

2着ヤマカツグレースもフローラでは10番人気。

デビューが1500M。

両馬とも父ハービンジャーですね。

ダンチヒ系はオークス最近ほとんど来ていません。

それなら3着フローレスマジックが狙い目です。

ディープインパクト

フローラでは2番人気。

マイル中心ですが4戦連続東京コースで5戦して全て3着以内。

フローラ組から1頭は来ると考えた時にディープの血が騒ぐかもしれないこの馬は狙い目です。

忘れな草賞1着のハローユニコーン

新馬から未勝利脱出まで4戦を要しましたが全て1800Mに出走。

マイルの2戦を凡走後、田辺騎手に乗り替わって中山の黄梅賞、忘れな草賞を上がり3ハロントップタイムで連勝。

距離に問題はなく、田辺騎手クラシック初勝利まであるかもしれません。

あと1頭どうしても気になるのがミスパンテールです。

大レースでは、同じ騎手が乗り続けている馬というのは気になります。

全てを知り尽くしている訳ですし大きなアドバンテージとなります。

オークスが僅かデビュー4戦目、桜花賞は16着ですがダービージョッキー四位が何かやってくれそうな気がしてなりません。

印をつけると

リスグラシュー

ソウルスターリング

フローレスマジック

△ハローユニコーン

△アドマイヤミヤビ

★ミスパンテール

以上のように決定しました。