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マクラーレン・ホンダを応援し続ける記事 第6戦モナコGP

全く科学的ではありませんが、マクラーレンホンダはお祓いをする必要があるのかもしれません。

元々モナコのコースはポイント獲得のチャンスと言われてましたが、事実、予選で初めて2台共にQ3に進出し、1戦のみ復活のジェイソン・バトンが9番手、ストフェル・バンドーンが10番手という好結果。

ハードルが下がっているのは何とも複雑ですが2台ともポイント圏内の好走だったことは間違いありません。

この1戦だけ復活のジェイソン・バトンも「素晴らしい思い出になる」と喜びをあらわにしました。

しかしバンドーンはスペインGPのペナルティで12番手に降格。

バトンに至ってはMGU-Hとターボチャージャーを交換したため15グリッド降格のペナルティを受けることになりました。

モナコ市街地サーキットは抜きどころがなく、予選の順位はそのままポイント圏内走破の大きなアドバンテージとなる訳ですので、せっかく予選で今季最高ともいえるパフォーマンスを残したのにグリッド後退はやむを得ないとはいえ、もったいないことです。

今回ホンダはポイント獲得が期待されるサーキットであり、ペナルティによるグリッド降格は避けたいと考えていた様ですが、マクラーレンと協議の結果前述の通り15グリッド降格のペナルティを受けることになりました。

それでも彼らはベストを尽くしポイント獲得に向かって全力で戦いましたが、ジェイソン・バトンがザウバーパスカル・ウェーレンにぶつかってしまったあと、セーフティーカー導入後の再スタートで今度はバンドーンがクラッシュ。

結局2台ともリタイアという全く持って残念な結果に終わってしまいました。

バトンについては映像を見ると明らかにウェーレンにぶつけてしまったように見え、ウェーレンの車体は真横になってしまいました。

怪我がなかったことは幸いですが、バトンに少しブランクの影響があったのかもしれません。

今回のリタイアはエンジンブローや車体の問題ではなくドライバーの僅かな油断がクラッシュにつながった物ですが、それでもホンダの抱えている問題は奥深いようです。

マクラーレンにとって開幕6戦の段階でポイントゼロはワースト記録となってしまいましたが、その最大の要因はホンダパワーユニットにあるのは誰の目にも明白なのは辛いですね。

長谷川氏が語ったMGU-Hが2戦しか持ちこたえられないというコメント部分も我が目を疑いました。

バーレーン以降原因の特定に至っておらず、この部分で根本的な解決を見なければ、改良版のパワーユニット投入もままならないので、早急な原因究明が望まれます。

次のレースは当初バージョンアップ版パワーユニットを投入予定だったカナダGP。

その予定は大きく後ろにずれ込むことになってしまった訳ですが、ホンダ技術陣の力を信じ、復活を疑わないで見続けていきたいと思っています。

アロンソの参加で話題のインディ500。

何と、佐藤琢磨選手が見事日本人初の優勝!

本当に嬉しい限りで言葉も有りません。

インディ500と言えば事故の歴史が思い出されます。

激しいクラッシュで何人ものパイロットが命を落としていますが、何しろ横に3台並んでのバトルは凄まじい迫力です。

正に快挙です!

アロンソはここでもエンジンブローでリタイアしましたが、非常に満足のドライブだったようで、いずれはインディ500を制覇したいとの思いが強くなったようです。

ルーキー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれ、リフレッシュした気持ちでFⅠに戻ってきてくれて、好影響が出ることを願いたいです。