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マクラーレン・ホンダを応援し続ける記事 第9戦オーストリアGP 金曜日は興奮したけれど

興奮しました。

金曜日フリー走行の結果、記事を見て。

ホンダが投入したスペック3。

明らかな前進があり、マクラーレン・ホンダ陣営全ての関係者から今年一番のポジティブな意見が聞けました。

その時点で応援し続ける記事で喜びをアップしようと思いましたが、ちょっと待てよ・・・。

レース結果を見てからにしようと思ったのは、レースで今年最高の結果が出れば、より前向きな内容を書く事が出来るし、もし尻すぼみに終わってしまえば金曜日にアップしてた場合、意気消沈の暗い内容を書かざるを得ない状況になるので、それもちょっとなあ~と思った訳です。

結果は

バンドーンが完走12位。

アロンソはリタイア

ポイント獲得ならず。

何だかとても複雑な結果です。

アロンソは予選をスペック2で走っています。

ご存知のように金曜フリー走行後に回生システムに不具合が見つかった為ですが、結果はスペック3で走ったバンドーンより上位の12番グリッド。

批判も多く受け、どちらかというとトラブルメーカー的な書かれ方もされるアロンソですが、少々うるさ型でもドライビングテクニックは間違いなく現在のF1パイロットではトップ。

与えられた条件でベストを尽くし、それが結果を伴ってくる。

さすがです。

個人的にはアロンソには契約を更新して欲しいのですがね。

バンドーンにはアロンソより1グリッドでも前に位置して欲しかったです。

彼の将来性を考える意味において、ここまで(満足な車を提供出来ていないことはあるかもしれませんが)彼からパッションを感じたことがありません。

これまでのカテゴリーで活躍をしながらF1に到達した訳ですが、そろそろ光る物を見せて欲しいです。

レースはいきなりアロンソがクビアトに追突されリタイア。

そんなもん、どうみても後ろからクビアトがアロンソにぶつかりに行ってるようなもんで、ひどいですね。

エンジンパワーの差とか全く関係がありません。

スタートに事故はつきものですが原因がね・・・。

アロンソオーストリアはあっという間に終わってしまいました。

さてスペック3ですが、評価の中で最も嬉しかったコメントは何と言ってもアロンソの言葉。

「今後は全てのレースでポイントを獲得する事がノーマルな目標になる」

実際に走った後での(フリー走行)感想なので重みがあります。

エリック・ブーリエも「パフォーマンス面で比較的有効な進化が見られた」と語っています。

さくらスタッフのおそらく寝る間も惜しむ努力が実を結びつつある状況。

これでようやく、バルセロナテストで見せておかないといけなかったレベルという考えもありますが、あと半分レースは残っています。

スペック3も進化していくでしょうし、さらなる4、5の投入もあるでしょう。

ホンダは大企業ですが、何だか下町ロケットで見た技術者達のプライドと使命感に通ずるものを感じます。

ここまでに規定のアロケーションを消化しているのでペナルティグリッドをどのレースで受けるのか戦略も必要ですが、やむを得ません。

次はマクラーレンのお膝元イギリスGP。

今週末には早くもレースが行われます。

高速サーキットのシルバーストーンでどこまでパフォーマンスを見せる事が出来るのか興味は尽きません。

マクラーレンの地元ということで良ければ大喝采、悪ければブーイングの嵐。

両極端が予想されますし、記事の内容も良い場合も悪い場合も3割増しくらいオーバーに書かれることでしょう。

そういった物に惑わされないようにしたいです。

いずれにしてもここ数戦は来季を占う大きな戦いが続きます。