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フィギュアスケート Road To 平昌 NHK杯まとめて感想

羽生選手の欠場という大ニュースが飛び込んだNHK杯。

パトリック・チャン村上大介も欠場ということで男子シングルは盛り上がりにかけるかと心配しましたが、なんのなんの大会はいい感じで盛り上がり、フィギュアスケートのとても良い面を見せてもらった気がしました。

女子は宮原選手の復帰が注目されましたが確かにブランクの影響は大きいと感じましたがまずは無難なスタート。

スピン、ステップはしっかりレベルが取れており実戦の感を取り戻せば安定感はピカ一だと改めて感じましたね。

では結果をいつものように。

〇男子

                 ポイント    TES    PCS

1位 セルゲイ・ボロノフ    271.12  143.52  127.60 

2位 アダム・リッポン     261.99  134.62  127.37

3位 オレクシィ・ビチェンコ  252.07  131.69  120.38

4位 ジェイソン・ブラウン   245.95  113.31  134.64

参考 友野一希         231.93  119.49  113.44

〇女子

                 ポイント    TES    PCS

1位エフゲニア・メドベージェワ 224.39  112.31  113.08  

2位カロリーナ・コストナー   212.24  100.21  113.03

3位ポリーナ・ツルスカヤ    210.19  113.16   97.03

4位長洲未来          194.46  100.65   93.81

5位宮原知子          191.80   89.25  102.55 

参考本郷理華          187.83   92.55   96.28

参考白岩優奈          171.94   84.15   87.79

男子は年長トリオがワン・ツー・スリーを占めました。

リッポンはフリー当日が28歳の誕生日。

文句ない滑りで観衆を魅了しました。

今シーズン最高の滑りで自ら誕生日に花を添えました。

ロシアのボロノフはこれがGPシリーズ初優勝とのこと。

ファイナル進出も見えてきた30歳。

ビチェンコも29歳でしたが皆演技終了後からの表情がとても良く、日本のファンは公平ですので場内が暖かい雰囲気に包まれました。

惜しかったのはブラウン選手。

来日回数も多く、ファンも多いブラウンでしたが今回はジャンプの出来が悪かったですね。

4回転を回避して確実に表彰台を狙ってきた訳ですが、それならばジャンプは全て成功しなければなりません。

演技構成点は全選手トップでしたがビチェンコに及ばずファイナル進出は・・・混戦模様なのでまだわかりません。

日本からは佐藤と友野が出場。

佐藤は最下位に終わってしまいましたが、雰囲気のある演技が出来る人なので経験ですね。

これからに期待です。

友野の演技はとても大きく見えました。

持てる力を出し切ったと思います。

4回転に果敢に挑み、転倒とアンダーローテーションで得点は伸びませんでしたが、その後の立ち直りは見事で躍動感ある演技は見ごたえありました。

第三の男は全日本の成績で決まりそうなのでダークホースとして浮上しましたね。

女子は冒頭にも書きましたが宮原の復帰戦。

ブランクを感じたのはやはりジャンプがらしくなかったこと。

ダブルになったりアンダーを取られたりと実戦から遠ざかっているので練習とは勝手が違ったのでしょう。

スピードもまだ出るでしょうし、宮原は全日本目標を明言していたので問題なさそうですす。

安心しました。

女子代表枠は帰ってきた宮原、樋口、三原を全日本に賭ける本郷が追う形が見えましたね。

メドベージェワは冒頭まさかの転倒にルッツもバランスを崩すなど不本意な出来。

演技終了直後の彼女の表情がすべてを現していました。

それでも優勝で早々にファイナル進出決定。

まだまだ圧倒的な優位を保ってはいますが、心理的な重圧がかかり始めているんでしょうか?

個人的には今季当初滑ったフリーの方が好みです。

コストナーはすごいですね。

オリンピックでも表彰台の可能性大いにありますよ。

ファイナル進出も決定です。

長洲がいいですねえ。

果敢に挑戦するトリプルアクセル

アンダーになりましたが、それ以外のジャンプは決めてきており、全米選手権に向けて確実に調子を上げてきました。

アメリカ女子は3枠ですから入ってきますね、これは。

残すところGPシリーズも2戦。

次はフランス杯、男子では宇野昌磨選手、フェルナンデス、アーロン、デニス・テンなどが、女子では三原が一発逆転の優勝あらファイナル進出を目論見ます。

ではまた。