影無茶のスポーツ24/7

スポーツ全般について思ったことを自由に書いていきます。(基本応援)

何かと騒がしかった大相撲が初日を迎えたが、なかなか良い土俵で楽しめた

貴ノ岩への暴行問題に端を発した大相撲を揺るがす大騒動。

問題の本質以外にも多くの波紋を広げ、最後は立行司式守伊之助のセクハラ問題という驚きの展開まであった中、初場所初日が幕を開けました。

両国国技館は満員御礼。

肝心の土俵は熱戦が多く、相撲界の不祥事はやはり土俵の上で晴らしていくことが結局信頼回復には一番の近道だと改めて感じました。

正面北の富士さん、向う正面舞の海さんの黄金コンビの解説はテレビ桟敷で見るには最高です。

テレビ桟敷でお酒でも飲んで家族と一緒に贔屓力士を応援しながら見るのに最も適したコンビだと思いますね。

 

横綱時代は結局1年持たず、それどころか結局誰かが途中休場や全休してまともに揃うことはありませんでした。

やはり4横綱はひとつの時代の始まりの終わりなんですね。

日馬富士の引退は突然に訪れてしまいましたが、鶴竜も後がありませんし、稀勢の里は結局春場所での怪我が力士生命を短くしてしまいそうな雰囲気、白鵬は相撲自体を否定されてしまい、心が折れてしまうかもしれません。

そんな状況の中、若手で次代を期待される力士が出てきました。

5場所連続三役の関脇御嶽海25歳をはじめ、東西小結に阿武咲、貴乃花部屋貴景勝と魅力あふれる21歳コンビ。

前頭筆頭には北勝富士25歳に調子を戻してきた逸ノ城24歳。

さらには正代26歳、故障が残念ですが宇良25歳、遠藤27歳も今年は勝負の年です。

一つの目安として幕内勝率5割を超えていることは大切で、上にあげた力士の勝敗を以下にに記すると、(先場所まで)

御嶽梅 109勝 84敗2休   勝率.564

阿武咲  38勝 22敗     勝率.633

貴景勝  54勝 36敗     勝率.600

北勝富士 61勝 44敗     勝率.580

逸ノ城 147勝138敗15休  勝率.515

正代   93勝 87敗     勝率.516

宇良   27勝 21敗27休  勝率.562

遠藤  175勝172敗28休  勝率.504

特に上の4人は有望でしょう。

怖いのはとにかく怪我。

下に記した2人は怪我に泣いています。

宇良はせっかく前頭4枚目まで出世したのに怪我で来場所は幕下まで落ちてしまいます。

遠藤も怪我をきっかけに怪我、怪我、怪我の連鎖。

久々の2場所連続勝ち越しで今度こそ新入幕当初の勢いを取り戻してほしいです。

 

そんな初場所

貴景勝稀勢の里の勝負は見応えありました。

どうでしょう世間の応援はどちらが多かったでしょうか?

貴ノ岩問題で揺れる貴乃花部屋貴景勝

新小結会見で親方は現れず一人で記者会見の臨む異例の事態。

多くの人が何だかかわいそうだと思ったに違いありません。

横綱での怪我を押して土俵を務め感動的な優勝を飾った稀勢の里

その代償はあまりに大きく、その後の4場所は12勝15敗33休。

同様の経験をした貴乃花が育てた貴景勝との取り組みは何かの因縁を感じます。

結果が行事差し違いで貴景勝の勝ち。

テレビで見ても貴景勝の体が残っていたのがわかりましたが、一瞬迷った勘太夫は稀勢の里に軍配をあげてしまいました。

伊之助が謹慎で史上初の立行司不在。

初日で結びと結び前の2番行事を務める勘太夫はやはり少しの緊張があったのでしょうか。

確かに土俵際もつれましたが、差し違えするほどではなかったと思います。

行事の世界も大変です。

私的には木村玉次郎が最も立行司に近いと思っているんですけどね。

だいたい庄之助不在期間も長すぎて現伊之助が庄之助になれないのは伊之助の資質にも(これは技術という面で)問題があり、それが今回のセクハラ問題になるまで酒に呑まれてしまった遠因になっているのかなと思ってしまいました。

白鵬は立ち合いまわしを取りに行きました。

張り手もカチあげも今日は封印しましたが、ちょっと苦労しそうですね。

明日以降リズムを取り戻すことが出来るのか。

ちょっと何とも言えません。

いろいろありましたが初日、面白かったです。

こういった相撲を見せてくれるなら少なくとも相撲本筋では見放されることはないでしょう。

しばらくはまだ紆余曲折あるでしょうがいずれ落ち着いてくると思います。

そして今年いっぱいで確実なことは新旧交代が一気に進むだろう。

その思いを強くした初日でした。