影無茶のスポーツ24/7

ルール知らなくても面白く読んでいただけることを目指します

IBF世界スーパーヘビー級王者尾川堅一、まさかまさかのドーピング陽性反応

詳細は明らかではありませんが、今回日本のボクシング選手で初めてドーピング陽性反応が出たというニュースには少なからず驚きと落胆の気持ちを持ってしまいました。

あのルイス・ネリ選手のドーピング陽性事件が、なんだかうやむやになってしまい、山中選手との試合が成立したような、していない様な到底納得のいく結果にならなかった時に、私は(おそらく多くの人たちは)何故ノーコンテストにして山中選手にチャンピオンベルトを返還しなかったのかと強い憤りを感じたものです。

それから考えて今回の尾川選手の問題についても、たとえ本人が意図的に摂取した事は絶対に無いと言い切っていても、結果としてドーピング反応で陽性が出たので、ミーティングの結果はまだわかりませんが、残念ながらタイトル返上に追い込まれてしまう可能性が高いように思われます。

もしくはネリ、山中と同じように再戦指令に落ち着くのかもしれませんが、ネリ山中の再戦自体に全く納得がいってないので(先に書いたように、あの試合はなかったものとするべきで、本来は山中選手13度目の防衛戦を違う相手により行うべきなんです)今回も再戦となれば複雑な心境と言わざるを得ません。

ネリの裁定がうやむやだったので、尾川選手にも同様の措置をと期待する向きもあるでしょうが、私は返上に追い込まれても仕方が無く本来それが当然の処置だと思ってしまうわけです。

それにしてもなんでこんなことになってしまったのでしょうか。

ドーピングは選手本人が意図的であろうとなかろうと結果がすべてという面があります。

(もちろん意図的な場合はより悪質ですが)これだけアンチドーピングの声が高まっている時代、いくら注意をしてもしすぎる事は無いのです。

帝拳ジムとしたことがいったいどうしたのかと思ってしまいますが、ネリ選手では被害者となった山中選手と同じ帝拳ジムで今度は渦中の人物を出してしまったというのは皮肉以外の何物でもありません。

いずれにしても、今回の件を教訓に更なる教育と管理、並びに選手の意識を高めることしかないですね。