17日間にわたる冬季オリンピックが終わりました。
様々な問題が暗い影を落とし、開催さえ危ぶまれた時期がありましたが何とか大会を終える事が出来ました。
運営のまずさもあったようで全体的な評判は芳しくありませんが、そこかしこにオリンピックならではの感動物語も生まれました。
日本選手団も連日メダル候補が登場し、泣いた者、笑った者悲喜こもごもでしたが、けっこう盛り上がりました。
テレビ視聴率も高く、ライブで見るスポーツはコンテンツとして最も魅力があることが改めて証明されました。
個人的に最も印象に残ったシーンは女子ジャンプ高梨選手の2本目。
4年前金メダル確実と言われた中で、まさかの4位。
失意の中で涙した高梨選手を思い出すと、今回笑顔が見れて本当に良かった。
グッときました。
これもリアルタイムで見られたからこそです。
しかし仕事の関係でライブを見られないことも多々ありました。
フィギュアスケートは残念ながらニュースやユーチューブでしか見られませんでしたが、羽生の金メダルはどんなに高い壁でも越えてしまう彼のすごさを改めて知ることになりました。
結局、足の状態は回復しておらず、痛み止めを打ちながらの演技だったことを知り、よくあれだけの演技が出来たと驚くしかありませんでした。
当然世界選手権は辞退して、来シーズンまで休養と治療に専念するべきで、今後は本人がこれで良いと思うまで現役を続けてもらえればいいのかなと思ったりしています。
ライブと言えば、スノーボードが本職のエステル・レデッカ選手がアルペンスーパー大回転で演じた史上最大の大逆転優勝はリアルタイムで見たかったですね。
誰一人として予想していなかったレデッカ選手の優勝。
しかもタイム差100分の1秒。
ニュースで見ましたが、途中から好タイムで滑ってきたことに気付いたアナウンサーと解説者の絶叫と興奮、信じられないものを見たとの驚きを同時に味わいたかったです。
優勝を確信していたアナ・ファイト選手は何が起こったのか理解することが出来なかったんではないでしょうか。
このようにアルペンやスピードスケートは明確に順位がわかります。
そのスピードスケートの日本女子チームの躍進は驚異的でした。
元々スピードスケートは冬季オリンピックにおける日本が獲得したメダル数の最も多い競技ですが、おおむね男子の活躍によるものでした。
女子は橋本聖子、山本宏美、岡崎朋美各選手が獲得した銅メダル3個。
それが今回一気に金3、銀2、銅1とブレイクスルー。
この勢いを本物にして北京までつなげて欲しいです。
金3個はどれも強く印象に残りました。
小平選手のスポーツマンシップあふれる行動。
チームパシュートの一糸乱れぬ滑り。
そして何より興味を持って見られたのがマススタートです。
アルサル選手の大独走は競馬の大逃げを彷彿とさせましたが、やっぱり同じ感想を持つ人多かったんですね。
かなり話題になっていました。
そんな中、高木菜那選手のクレバーなレースぶりは印象に残りました。
最終日にカーリングの銅と2個上積みされたことは、終わり良ければ全てよしとなり最高の結果でした。
次回は北京。
その前に2020東京。
いよいよですね。