何故今頃「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」なのか。
世の中に読書好きという人は多いでしょう。
私も好きではあるんですが、趣味欄に読書と書くには気が引けるって感じでした。
ところが、最近友人に薦められた本を読んだところはまってしまい、改めて本を読むことの楽しさに気が付いたんです。
こうなったらとまりません。
今年に入ってからは活字中毒という感じで、寸暇を惜しんで本を読んでいます。
もちろん仕事があるので時間は限られますが、読書の時間を絞りだし昨年暮れから読み終えた小説は7冊(3分冊含む)。
本、特に小説は最初の数ページがカギで、いくら面白い小説でもプロローグ的な冒頭部分でリズムに乗れなければつんどく状態に陥ってしまいます。
ところが最近は多少冒頭がだるくても我慢することを覚えました。
その先には明るい未来が待っている!
冒頭数ページの壁をなんなく越えていく様は、羽生結弦が壁を越え続けるが如く(なんちゃって)
そんな私ですが村上春樹の小説だけは昔から読んでいました。
私はミーハー的に「ノルウェイの森」から村上春樹にはまったんですが、それと同じくらい、もしかしたらそれより多く「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」からという人がおられるはずです。
短編集も含めほぼ全て読んでいるんですが、なぜか「世界の終わり・・・」は読んでいませんでした。
いや、正確には一度読みかけて挫折したんです。
今となってはどうして挫折したのか思い出せませんが、何かイメージと違っていたんでしょうね。
「なんじゃ~こりゃ~」って思ったようにも・・・。
ところが、この突然変異による活字中毒は、ついにつんどく状態の、この本を生き返らせることになったんです。
新しい本を買うのも良いが、つんどく本からの救出も有りだと考えました。
一度は面白そうだと思ってわざわざ買った本です。
そのままにしてて良いのか。
そう思ったんですね。
そこで最初に救助したのが表題の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」だったという訳です。
読みだして3日。
早くも挫折地点を大きく超え、どうやら目的を達成しそうです。
村上春樹の本源はどうもノルウェイの森より、こちらにありそうな感じですね。
今日は仕事も休み。
どこまでページを進めることが出来るか。
もう、堂々と、趣味はと聞かれた時に「読書」をひとつ加えることが出来そうな今日この頃です。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)
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