各チームにとって大切な大切な2回8日間にわたるバルセロナでのプレシーズンテストが終了しました。
昨年テスト期間を通じてまともに走ることが出来なかったマクラーレンホンダ(当時)
そのマクラーレンと袂を分かち、トロロッソと組んだ今シーズン。
短いオフシーズンの間にマシンはどこまで仕上がっているのか?
F1では経験が少ない二人のドライバーで大丈夫か?
強い懸念を抱いていたのも事実です。
それもこれも今回のテストで全てにおいてポジティブな気持ちを持って良いことがわかりました。
2回目の4日間は1基のエンジンで498周をほぼノートラブルで走り切りました。
1回目と合わせて822周(1日雪のため実質7日間)!
タイムよりも、どれだけ多く走りこんで数々のテストを実施し、データをとれるかが大切なプレシーズンテスト。
昨年が8日間で425周。
トラブルが続き、突然ノートラブルで走れたかと思えば、別の問題が発生する状況。
今年が如何に順調だったかがわかります。
昨年のテストが終了した時に当時スポーツナビに投稿した記事 kagemucya.hatenablog.com
昨年までの盟友マクラーレンはあろうことか今年もトラブルに見舞われ続けました。
アロンソやブーリエは努めてポジティブな言葉を発していますが、昨年も彼らは決してネガティブなことは言いませんでした。
そういう意味では彼らもプロフェッショナル。
決して強がりを言ってるわけではありません。
必ず改善してみせるとの強い意志を持ち続けています。
昨年と違うのはルノーエンジンはマクラーレンだけでなく合計3チームが使っているので、マクラーレンとしては周回数が少なくても(今季548周)ルノーエンジンのくくりで見ると2182周!走りこんでいます。
エンジンに関しては膨大なデータを蓄積されたことになります。
逆に言えば他のルノーエンジン使用のチームは順調にテストを重ねているので、マクラーレンの問題はシャシーということになるのでしょう。
しかしエンジンに問題がなければしっかり立て直してくるでしょう。
トップ3(メルセデス、フェラーリ、レッドブル)以外は大混戦の状況に変わりありません。
はっきり言えることはこのテストが終わって、トロロッソ・ホンダはこのまま開発を続けマシンを熟成していくことで存在を知らしめることが十分可能とわかったこと。
相手がどういう状況であろうが我が道を行けば結果はついてきます。
ドライバーも若いながら開発にも明るく、メカニックとのコミュニケーションも良好なようで、雰囲気の良さが記事を通じて伝わってきます。
昨年より気持ちはポジティブ!
いよいよシーズンが始まります。
初戦オーストラリアGPは3月24日!