昨日ジャイアンツ投手陣について書かせていただき、3点取って相手を2点以内に抑えるのが理想と記しました。
もちろんそんな試合ばかりであるはずもなく、投手陣が大量に失点する場合も当然ある訳です。
そんな時に打撃陣が相手より1点でも多く得点を重ね勝利することで投手を助けるゲームが出来ればチームとしても多いに盛り上がります。
最悪なのは投手が1点に抑えたのに完封負けをくらってしまう。
あるいは打線が爆発して10点取ったのに、投手陣が11点取られて負けてしまう。
この差はコインの裏表、ほんの僅かな歯車の狂いで180度結果が違ってしまいます。
前置きが長くなりましたが、今日のオープン戦。
ソフトバンクとの1戦。
6番目の先発を巡る熾烈な競争の中、今日の先発は198cmの長身ヤングマン!
テーマ曲はもちろん100人中100人が予想したヤングマン!
5回を投げて被安打10、四球3の自責点5。
これではローテ入りは難しいと言わざるを得ません。
試合は5回まで1対5。
7回終わって3対7。
見どころ少なく実りのない試合となってしまうと思われたジャイアンツ8回の攻撃。
相手投手は昨シーズン2軍と言えど42試合登板で防御率1.02、期待の一人、3年目、野澤投手。
ジャイアンツ打撃陣が爆発、今をときめく広島カープ田中広輔選手の弟田中俊太が逆転満塁ホームラン!
8回9回の2イニングをこれまたブルペン生き残りを賭けた戦い真っ只中の桜井投手がしっかり抑えてルーズベルトゲームを制しました。
何より嬉しいのは8回のジャイアンツの攻撃。
未来の大砲岡本、期待のルーキー大城、田中俊太達が打っての逆転劇。
セカンド争いに田中俊太が加わり、吉川、山本、田中とヤングジャイアンツ達の未来を見据えたレギュラー争いが俄然面白くなってきました。
大城もこれでオープン戦10打数5安打。
正捕手小林の15打数1安打、打率.067という逆天文学的数字を見るにつけ、おい、小林、いくら何でももう少しバッティング何とかならん?と言いたい。
影無茶ですが無茶は言いません。
.250で十分です。
ここまでジャイアンツ、オープン戦の成績は6勝3敗。
勝ちすぎるでもなく、負けすぎるでもなく、ディスイズ、丁度いい~って感じです。
若手が頭角を現してきたことももちろん嬉しいですが、何よりチーム防御率が12球団中4番目の3.16できていること。
何度も書いて恐縮ですがオープン戦で最も信用できる数字は勝敗でも打率でもなくチーム防御率です。
ペナントでは必ず上位争いの出来る数字です。
折り返しを過ぎたオープン戦。
これからローテ投手が最後の調整登板で5イニングをめどに投げてきます。
ペナントを想定したシミュレーションが走攻守全て行われる段階に入ります。
オープン戦終了後のチーム防御率がどの程度の数字に収まるのか、注目してください。