今日、ニュースで漫画家の古賀新一さんが亡くなられたことを知りました。
伝えた各誌が「エコエコアザラク」の古賀新一さん・・・と書いたように、多くの人は代表作としてこの作品を思い浮かべると思いますが、私にとっての古賀さんは「白へび館」に尽きる訳です。
もちろんエコエコアザラクが代表作であることに異論を挟むわけではありません。
実際、私も少年チャンピオン連載時は毎週読んでいました。
余談ですが当時の少年チャンピオンは面白い漫画が集中していて、正に黄金期。
余談ついでですが当時連載されていた「ドカベン」は余りに丁寧な描写のため、私が高校1年の時に始まった夏の甲子園大会が、高3になってもまだ続いていたのを思い出します(笑)
さて古賀氏ですが、「白へび館」はマーガレットという少女週刊誌の連載物でした。
何故当時小学生男子だった私がマーガレットを読んでいたのか。
乙女チックだった・・・訳では全くありません。
当時も好きな女子がちゃんといました(もちろん一方的ですが)
学校から帰ってきたら、友達たちと、最初の第一歩や、探偵、げた隠し、本管などで遊びまわっていました。(地域によって呼び方が違うと思います)
何故「マーガレット」を読んでいたか。
きっかけはフジテレビ・・・ではなく、実は従妹が持っていたからなんです。
夏休みなどに親戚の家へよく遊びに行ってて、その時に従妹の雑誌を読んで知った訳ですが、その不気味さ、怖さは衝撃的でした。
当然のように「少女フレンド」もあって、そちらには楳図かずお氏が、黒いねこ面などを連載していて、二人がホラー漫画の東西両横綱を張っていたんですね。
どちらかというと楳図氏の方がねっとりとしたタッチで、古賀氏はサラッとしていた印象ですが、どちらもドキドキ、ハラハラ感が半端なく、はまってしまったのが懐かしく思い出されます。
休みでない時も、近所に焼きそば屋さんがあって、そこには漫画雑誌がたくさん置いてあり、少年サンデーや少年マガジンの週刊誌、ぼくらや少年画報、冒険王などの月刊誌もあって、その中にマーガレットや少女フレンドもありました。
焼きそばを食べながら、少女雑誌から古賀氏と楳図氏の2本を読み、他の雑誌を片っ端から読んだあの時間を思い出します。
焼きそばは、おばあちゃん(と言っても小学生の私から見ておばあちゃんに見えただけで、今の私より若かったんだと思います)が作ってくれる甘いケチャップソースの味付けで美味しかったなあ~。
非日常の怖さを味合わせてくれた古賀氏の漫画。
当時の思い出がよみがえり、ノスタルジックな気分にさせていただいた古賀氏死去のニュースでした。
合掌