ちょうど仕事が休みでこの試合をライブで見ることが出来ました。
結果はご存知の方も多いと思いますが簡単に振り返ります。
ワシントン・ナショナルズとヒューストン・アストロズの頂上決戦。
ここまで全てホームチームが敗れるという外弁慶の3勝3敗。
泣いても笑っても最終戦。
2回にアストロズがグリエル(元ベイスターズ)のホームランで先制。
対するナショナルズはグレンキーの多種多彩なピッチングに翻弄。
毎回10球平均で打ち取られ唯一のランナーも併殺。
ナショナルズは手も足も出ない感じでした。
5回にアストロズが追加点で2対0とした時は完全に流れがいったと思いました。
グレンキーの出来を見たら思いますよね普通。
しかし何の前触れもなくその時は訪れました。
ナショナルズ7回の攻撃。
ワンアウトから3番レンドンが初球ボールの後、2球目をジャストミート。
打球はレフトスタンドへ。
1対2。
湧きかえるナショナルズベンチ。
続くソトに四球。
四球と言ってもグレンキーに全く陰りは見えませんでしたがここでピッチャー交代!
2番手ピッチャーハリスに変わりっぱな、ケンドリックがライトポール直撃の逆転ツーランホームラン。
2本のホームランであっという間にナショナルズが逆転3対2。
静まり返るミニッツメイドパーク。
これで180度流れが逆転。
その後追加点を重ねたナショナルズが6対2でアストロズを下しワールドチャンピオンに輝いたのです。
結果として継投失敗。
全くタイミングの合ってなかったナショナルズ打線は、グレンキーが降板してラッキー!と思ったに違いありません。
こんなに劇的に流れが変わってしまうとは。
グレンキーの好投、アストロズの押せ押せムードで沸きに沸くスタンド。
それがケンドリックのホームラン以降は信じられない物を見たという表情。
一度失った流れはもう戻ってくることはありませんでした。
アストロズ投手陣は近年稀に見るハイレベル投手陣。
両リーグ最多107勝を積み重ねてきましたが、今シーズン最後の試合で登板したグリンキー、ハリス、オズーナ、プレスリー、スミス、ウルキーディ全てのピッチャーがランナーを残すかタイムリーを打たれるかして傷心の降板。
せっかく圧倒的強さを誇ってきたのに後味の悪い最終当番となりました。
さらには先発トリオの一角を形成するコールが本当なら最後1イニングを投げて胴上げ投手になる筋書きを描いていましたがそれもおじゃん。
スポーツにタラレバは禁物ですが、あそこでグレンキーを続投させておれば・・・。
結果は神様のみぞ知るってところですが、野球の面白さ、怖さを改めて感じた今日の試合でした。