実に17年ぶりの優勝を目指す常翔学園と公立の雄、御所実の対戦だった訳だが、
御所実の魂のタックルはラグビーの原点を見せてくれた。
対して常翔学園はつないでつないで継続のラグビーを展開し、御所に攻撃の時間を与えなかった。
対照的な両チームの戦いは見応えのある好試合だった。
今も昔もやはりラグビーは面白い。
しかしラグビー人気はどうしてこうも凋落してしまったんだろう。
神戸製鋼のスタイリッシュなラグビーは間違いなく見る者を引きつける魅力があった。
大学では帝京大が史上初の4連覇を目指している。
が、しかし盛り上がっているか?
と問われたら、否、というしかないだろう。
トップリーグはどうだ。
サッカーのJリーグに比べて、何だか盛り上がりに欠ける。
(Jリーグも本当はもっと盛り上がらないといけないのだがね・・・)
東日本、関西、西日本のリーグ戦から全国社会人ラグビーに至る流れを劇的に変更し、
東西の強豪が一堂に会して戦うというコンセプトは魅力ある物に思えた。
しかし今はほとんど報道すらされなくなってしまった。
なんじゃこりゃ。
あれほど魅力あるコンテンツだったラグビーが何故ここまで落ちてしまったのか・・・。
Wカップで全くといっていいほど歯が立たない事が原因?
スター選手が不在?
カリスマ日本人監督がいない?
明治の低迷?
同志社の低迷?
早稲田の調子落ち?
ファッションとしてしかラグビーを見ていなかった人はラグビーから離れ、
今の若者にはラグビーは泥臭すぎる?
いずれにせよ、上記の要因が重なり合ってテレビによる露出も減り、
完全なマイナースポーツへと転落してしまった感がありありの状態だ。
試合を見たら間違いなく面白い。
もっと露出を増やしてほしいし、ナンバーも特集を組んでこそナンバーだ。
清宮よもっと吠えてくれ。
平尾もおさまり過ぎるな。
「展開・接近・連続」日本ラグビーを見せてくれ!