日本柔道界が揺れている。
突然表ざたになった女子柔道園田監督の体罰問題。
上村春樹会長は園田監督らの追加処分について、
「考えていない。今のところは本人が深く反省をしているので、やり方をあらためることはない」
と語った。
当然の如くこの措置に対し甘すぎるという批判が噴出しているようだ。
15人もの選手が告発をしたというのはやはり尋常ではない。
上村会長のコメントは、閣僚が放言などで辞任を要求された時に首相がかばう時のコメントと同質の物だ。
はっきり言ってここまでこじれて監督の任務が務まるとは到底思えない。
反省しているとあるが、これが初めてではなく昨年9月にも訴えられていて、その時も反省して続投となった訳だからこれでレッドカードではないか。
さらに驚いたのは、
「選手から要望があれば、名前が出ないように聞き取り調査はする。このままではダメというのであれば(更迭も)考える」
という談話だ。
なんだよ、選手達の心の叫びに対して話を聞いていないのかよ。
選手から要望があればなんて、聞いてあげるのが当然だろう。
監督からだけ話を聞いて終わっているとしたら、ひどい話だ。
15人全員が同レベルの体罰を受けたわけではないだろうが、
園田監督の元ではやっていけないという事でNOを突き付けた訳だ。
この意味はとてつもなく大きい。
結局先に例をあげた閣僚の件でも最終的には辞任に追い込まれるように、
今回の問題でも最終的には園田監督が身を引くという事にならざるを得なくなるだろう。
最近クローズアップされている体罰問題そのものについては、またいずれ。