当然の事とは言え、WBCに報道の重点が行ってる事もあって、オープン戦の結果が忘れられがちになっている(と思う)
いよいよ暖かくなってきて各選手の力も発揮しやすい環境になりつつあるが、
ここまでの結果を見ると例年より投手陣の仕上がりがやや遅れ気味ではないかという感じがする。
全体的にチーム防御率が高い。
3.00以上のチームが8球団もある。
統一球に打者が慣れてきたのかもしれないが最近の投高打低から見るとやや奇異に映る。
私はオープン戦は勝敗よりも打率よりもチーム防御率が一番シーズンに直結すると考えている。
その考え方でいくと、まだ5~6試合とは言え、西武の0.72広島の1.20は充分に公式戦に期待を持たせる数字だ。
逆に阪神は現在オープン戦トップだが打率391という高校野球のような数字にも驚くが、
防御率5.00はいかにも高く、長いペナントを戦っていくにおいては不安の方が大きい。
楽天の2.25も合格ラインで、今は2勝4敗だが確実にチーム全体としても調子を上げてくるだろう。
これを低いと見るか高いと見るか微妙と言えば微妙だが、
ご存知先発3人組と山口が抜けているのでまずはよく投げているって感じだろうか。
6日もサバイバル投手陣から小山が5回1失点とまずは合格だ。
5回に3連打で1点を取られ、その後野選等も重なり満塁のピンチとなったが崩れることなく後続を断ち最少1点でとどめたのは大きい。
菅野がソフトバンク戦でピリッとしなかった事もあり、高木京を含めまだまだ先発6番手争いは予断を許さない。
目立たないがDeNAがバランスの取れた成績ではある。
防御率3.09で現在3勝1敗。
実は昨年もオープン戦の結果は素晴らしくファンの方は期待を持ったと思われるが公式戦ではあの数字。
落合監督に、「あのチームは練習してないもん」って言われてしまったDeNA。
中畑監督は昨年悲しい出来事もあったが、ユニフォームを着るとおくびにも出さず明るくふるまう姿をみていると応援したくなる。
今年もここまで順調な感じだが果たして・・・。
大補強をしたオリックスの不調も目立つ序盤のオープン戦。
これから1週間でどのように変わってくるか、春の陽気に誘われていよいよオープン戦も本番だ。