フェノーメノの強かった事。
直線先頭に立ってから追いすがるトーセンラーをはじめとする各馬を突き放すような強さが見られた。
あきらかに昨年までのフェノーメノとは違う。
現役最強馬をオルフェーブルと争える程に成長したと言えるだろう。
これで桜花賞、皐月賞、天皇賞と3戦連続で関東馬がGⅠを制した。
これではっきりした。
何回かレビューで書かせたいただいたように、ここ20年以上関西馬の時代が続いている。
かつて関西馬が弱い時代を知ってる私からすれば、信じられないほどの長さだ。
それが今年状況が一変した。
まあ現3歳の関西馬が弱いというのが最大の理由だが、その波が古馬にも波及してきた感じではある。
関西古馬はオルフェーブル、ロードカナロア、ジェンティルドンナ、グレープブランデー、ハタノバンクール、エイシンフラッシュ、ゴールドシップ等々各カテゴリーで充実しているが、3歳世代はエピファネイア、エーシントップ、キズナ、レッドオーヴァルあたりしか名前が浮かばない。
まだまだ全体の層の厚さでは関西馬の方が上だが、これが来年も続くようだといよいよ東西均衡状態に変わってくるかもしれない。
馬券的にはその方が売れるし、配当的にも面白くなるだろう。
次はマイルカップだがここも当然関東馬を狙っていく。
最後に宝塚記念だがオルフェ、フェノーメノ、ゴールドシップの3頭が揃う事はないだろう。
オルフェが出るならフェノーメノは出ないと思う。
サンデーレーシングにとって2頭が出るメリットはない様に思う。
最終的にオルフェがジェンティルに雪辱して勝って、凱旋門に向かう。
こういったストーリーになるだろう。