ついに監督は断を下した。
苦渋の決断だった事は想像に難くない。
開幕投手を任せたヤングジェネレーションの代表宮國。
しかしここ最近の宮國はおよそ昨年までの宮國とは別人だった。
誰もが通る道、2年目の壁だ。
1軍に帯同して立て直すという道ももちろんあるだろう。
しかし宮國に中継ぎへの配置転換という選択は現実的ではない。
それよりも多摩川に行って、とにかく投げ込む。
今の中5~6日というローテでなく、もっと思いっきり投げ込む。
炎天下で汗をかき、投げ込み、試合でもまた投げる事で再び力が甦ってくるに違いない。
早ければ交流戦が終わった頃、6月下旬にでも戻ってくれば良い。
次に上がってきた時は、きっと昨年のような輝きを取り戻している事だろう。
何といっても宮國には若さという最大の武器がある。
皆、待ってるぞ。