ロンドンオリンピックで悲願の銀メダルを獲得した女子団体。
今年の世界選手権は個人戦とダブルスの開催だが、
ロンドンの勢いを持続、いや加速させる事が出来るかどうか重要な大会だ。
団体には団体独特の良さがあるが、あくまで卓球は個人と個人の戦いだ。
男子も女子もまずはベスト4に残る事が当面の目標だが、
団体ではメダルに届く日本も個人戦となると、とにかく中国の壁があまりにも高い。
しかし着実に日本も安定した力をつけているのは間違いない。
女子は福原、石川の2枚看板がまだまだ伸びしろがある。
特に福原は昨年右ひじの手術に踏み切り、不安なしで戦いに臨めるのは大きい。
天才卓球少女に神が与えた力がいよいよ覚醒するのではと思っている。
もちろん石川も楽しみだ。
愛ちゃん2世と言われたが実績では福原を上回る。
高校生で全日本を制し、ロンドン個人戦でメダルまで後一歩まで近づいたのは記憶に新しい。
この二人が中国の厚い壁に挑む。
これに常連のお姉さん平野や藤井、若宮のダブルス最強コンビがどんな戦い見せてくれるか興味深い。
男子はやはり何と言っても選手生命をかけて不正ラバーの告発をした水谷が注目だ。
まだこの問題は捜査段階だがそれだけに中国選手からの風当たりは余計に強くなるだろう。
水谷の孤高の戦いにも注目だ。
中国1強時代が長く続く卓球に日本がどこまで接近できるか。
いよいよ世界卓球が始まる。