W杯予選については早朝エントリーさせていただいたので、ここでは宝塚記念について。
5週連続GⅠシリーズもあっという間に終わってしまい、一抹の寂しさを禁じえないが、3週後には宝塚記念が迫っている。
暮れの有馬記念と宝塚記念は共にファン投票が実施され、双方グランプリと形容されている。
しかし最近でこそそれなりに盛り上がる宝塚記念であるが、その昔は有馬記念の方が圧倒的に盛り上がり、当時は春の天皇賞の格が高かった事もあり、古馬は天皇賞を目指してピークに仕上ていた。
それでも多くの名馬がこのレースに出走し、春競馬の最後を飾った。
このレースが終わると、ああ~いよいよ夏のローカル競馬が始まるんだなあって思いを持ったもんだ。
しかしながら改めて歴代の勝ち馬を見ると、中距離の名馬が数多く勝利している。
シンザンはもとより、スピードシンボリ、ハイセイコー、ハマノパレード、ナオキ、フジノパーシア、トウショウボーイ、モンテプリンス、ハギノカムイオー、タマモクロス、イナリワン、メジロライアン、ビワハヤヒデ、サイレンススズカ、グラスワンダー、ディープインパクト・・・
いやはや凄いメンバーである。
中にはライスシャワーの悲劇もあったのだが・・・。
もし歴代競走馬の中から好きな馬を投票するとなれば宝塚記念の勝ち馬から何頭も選出されるだろう。
それだけに昔から荒れないレースとして定評がある。
さて今年だが、オルフェーブル、フェノーメノ、ジェンティルドンナ、ゴールドシップの4強に、トーセンラー、ヴィルシーナ、ナカヤマナイト・・・ときて、後何が出るの?
キズナ、エイシンフラッシュ、ロゴタイプはどうも出走しないようだしショウナンマイティも出ないようだ。
もしかして、もしかして8頭程度の出走になるんじゃないだろうか。
昔は確かに少ない頭数の時もけっこうあったように記憶しているが、最近はそこそこ頭数揃っていたんだが今回マジ少ないんじゃないか。
GⅠに8頭ってのはちょっと・・・。
その上、4強の内3頭はサンデーレーシングの馬だ。
サンデーからすれば勝てる所に分散して使いたいというのが本音だろう。
3頭とも出れば少なくとも2頭は負ける事になる。
そんな旨みの無い事はほんとはしたくないだろう。
オルフェーブルはここで他のサンデーの馬に負けたら約束されている種牡馬生活にミソがつくし、無理に出なくてもいいんじゃないのか。
現役を1年延長したのは凱旋門賞を取る為だし、フォワ賞使って凱旋門行くか、もうコース経験充分なら札幌記念使って凱旋門でも良い気がする。
オルフェが出てくるならフェノーメノは出走して来ない気がする。
調教師やエビショーは出る気満々だろうがサンデーから出すなという声がかかるんではないか。
ジェンティルだがドバイシーマの疲れが取れているのかどうかに尽きる。
状態さえ良ければ間違いなく出てくるだろう。
もう勲章は充分に取ったのであとは無事に繁殖に上げる事が石坂氏に与えられた最大の使命だろう。
従ってオルフェが出てくればやはりオルフェ、ギンギラギンにさりげなく宝塚制覇。
出てこなければゴールドシップも含めて三つ巴って感じだろうか。
いずれにせよ後3週あるのでまだまだ紆余曲折あるだろう。
それまではGⅢの4レースで楽しもう。