日本ハムとの2連戦。
先発最終テストと思われた二人、澤村とホールトンが登板した。
結果はホールトンが登録抹消となった訳だが、あくまで調整の為でオールスター前には戻ってくるだろう。
おそらく宮國もドームでの中日戦あたりで復活すると思われ、再び先発6人衆が集結する事になりそうだ。
実は先発投手の役割についてちょっと思う事がある。
まだリリーフエースの概念が一般的でなかった頃、先発投手が降板すれば負けゲームという感じだった。
ジャイアンツV9当初、8時半の男と言われ一世を風靡した宮田は例外中の例外だったと言えるだろう。
しかし70年代半ば、鈴木孝政が登場し近藤監督のスタイルと見事に合致し、投手分業制が定着する。
現在は先発投手は100球をひとつの目安として、5回、6回でもマウンドを降り、中継ぎ陣につないで各チームの勝利の方程式にのっとってリレーしていく。
もうあたりまえの光景だ。
しかし・・・だ。
ジャイアンツを例にすれば6人で先発を回せば短くても中5日、ほとんど中6日の登板となる。
これで100球程度で降板って、ちょっと大事にしすぎではないだろうか。
別に見習えと言う訳ではないが、大リーグのように中4日でどんどん投げるならばそれもわかる。
しかし中6日だよ。
最低でも7回、球数なら120球あたりまでは投げてこその先発投手だと思う。
早々に打たれてしまったら、それは別の話だが、普通に投げておれば7回位なら問題なく投げられるし、リリーフ陣への負担も少なくなり、皆がフレッシュな状態で投げる事が出来る。
今のように中5~6日で100球前後で交代のような事を続けていると、ほんとにそれだけしか投げられない身体になってしまうってもんだ。
もちろん高校野球のように150球も160球も投げろと言ってるのではないんだし、何とかならない物かとついつい思ってしまう。
7月30日から1か月は毎週6連戦が続く。
調整期間を与えられている先発投手がしっかりとその役目を果たし、リリーフ陣は各自が丁寧かつ大胆な投球を心掛け、投手王国を見せつけて欲しい。
それが優勝への絶対条件だ。