伝統の巨人阪神戦。
前半の天王山だ。
ジャイアンツが大事な大事な第1戦を勝利した。
これでゲーム差は3.5。
まだまだ余裕の持てる差ではないが、ひとまずホッと出来る差ではある。
菅野は5回2/3を投げて打者29人被安打7奪三振3与死四球4球数は118球に及んだ。
コントロール抜群で、この試合までK/BB5.06を誇っていた菅野にとってはお世辞にも良い出来とは言えない。
しかし失点を2にくい止めるあたりはさすがというか、最低限の仕事はやり遂げたって感じか。
原監督はここを一つの勝負どころと捉え、ローテーションを変更して臨んでいる。
菅野、内海、宮國。
アメージングルーキー、2年連続最多勝エース、21歳の若武者。
他球団への1勝よりもタイガース相手の1勝。
眼下の敵を倒す事を念頭に置いた布陣だ。
原監督は菅野が台頭してきてもエースは内海と断言している。
たとえ第1戦に敗れてもエース内海で2戦を勝利すれば良し、と考えているのかもしれない。
もちろん全部勝つつもりと言うだろうが、絶対に落とせないのは第2戦と思っていたに違いない。
もちろん第1戦に勝利すれば続く2戦目を内海で勝ってより士気をあげる事になるという計算もしていただろう。
そしてジャイアンツは第1戦を勝った。
能見に勝ち星を献上せずに済んだ。
延長11回という土壇場で勝利した。
明日、内海で連勝すれば、チームのムードは最高潮に達するだろう。
阿部選手の怪我は心配だが、まずは6番勝負の第1戦を勝って、優位に立つ事が出来た。
さあ連勝だ!