巨人対阪神6番勝負第2戦が雨で流れた。
タイガースとしては藤浪先発で平日の観客動員効果や、藤浪自身のジャイアンツ戦へのテスト的意味合いもあったろうが流れてしまった。
しかし初戦の痛い敗北、いくら人気の藤浪とは言えローテション的には本来とは違う形、当初は3戦の中で一番勝つ確率が低いと言われていたのでこの雨は恵みの雨という考えもある。
ジャイアンツは阿部が故障欠場で、今日の第3戦もだめという事らしいので1戦でも流れてくれればそれはそれでありがたいだろう。
しかし初戦の勝利で勢いに乗り内海で連勝を目論んでいたのは間違いなく、チャンスを逃した気持ちもどこかにあるだろう。
とはいうものの、中止は選手にとっていい休息になるのも事実なので、我々が考えるほど流れて悔しいという事もないのかもしれない。
ただ、内海は絶対に投げたかっただろうが、結局スライドはなしで3戦目は予定通り宮國が登板するので、余計に悔しかったに違いない。
原監督は宮國の前回登板に合格点を与えている事の証明で、おそらく昨年、阪神相手に2戦2勝、防御率2.08、甲子園でも1試合投げて7回を投げて自責1でししのいでいるので充分戦えると考えての事だろう。
宮國にとっては今後を占う意味で大事な試合となる。
今日好投できれば、もし勝利投手にでもなれば今後、彼だけでなくジャイアンツにも大きなアドバンテージとなる。
まあ昨日の雨でたとえ今日負けてもゲーム差は2.5で3連戦を終える事が出来るので気分的には楽である。
最悪3連敗すれば首位逆転もあった訳だし、まあとりあえずはホッとしたというのが正直な所だ。
今日勝って4.5差になれば最高なんだけどね。