影無茶のスポーツ24/7

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夏の甲子園、初日は今大会の縮図となるのか、一時的現象か

暑い夏が始まった。

初日から地元近畿勢、しかも話題の大阪桐蔭、箕島が登場する。

松井君はいないが、実力伯仲といったイメージで好試合の連続という予感がする。

改めて初日3試合の結果を記すると・・・。

有田工5-4大垣日大

大阪桐蔭10-2日本文理

日川4-2箕島

となった。

個人的に注目したのは有田工の勝利。

注目校に挙げていた大垣日大が相手だったがだが、3点のリードを許して逃げ切られるかと思われた所からしぶとく逆転し1点差の勝利。

初出場と思えないような粘り強い勝ち方だ。

改めて有田工の戦績を見て驚いた。

予選が全て1点差勝利。

準決勝、決勝が共にサヨナラ勝ち。

何という勝負強さ!

接戦になるとチーム内でも負けないという意識が芽生えるのだろう。

今日も1点差勝利で予選からこれで6試合連続1点差勝利。

大阪桐蔭大阪桐蔭らしい初戦の突破の仕方だった。

いつも初戦は大量得点を取って突破するイメージがある。

森があの小柄な身体のどこにあんなパワーが潜んでいるのかと思うようなホームラン2発。

ネット裏のスカウトも惚れ直した事だろう。

4年前に旋風を巻き起こし決勝に進んだ日本文理に力を出させなかった。

箕島が誠に残念な結果で早くも甲子園から去って行った。

ソロホームラン3発に散るといった感じだ。

おそらく半分も力を出せなかった・・・というかあっという間に試合が終わってしまった感じではないだろうか。

しかし箕島復活物語はまだ序章を終えたばかりだ。

尾藤監督のもと、これからようやく本論に入っていくのだろう。

高島智弁和歌山と共に和歌山のレベルをますます高めていく事だろう。

初日3試合の結果を見て、全く持って乱暴な話だが、もしかすると今大会の傾向を表わしているのではと思う所があった。

それは、

・今夏の九州勢は強い

・関東もやっぱり強い

・近畿は今年も大阪桐蔭のみ勝ち進める・・・のか

・東海勢が思った程勝てない

早くも常葉菊川と有田工、大阪桐蔭と日川の対戦が決まったが、共に見どころ一杯の好カードである。

やはり高校野球はやってみなければわからない。

勝っても負けても、それが全てではない。

もちろん勝つ事は大切だが、負けても人生の中では貴重な経験になる。

指導者の方はベストを出せる環境を作って上げて欲しい。