関屋記念。
一昨年まではサマーシリーズスプリントでもなく2000でもなく、何となく中途半端な印象の重賞だった。
本来なら基幹距離のマイル重賞なのに今一つ目立たない。
過去の勝馬を見ても、帯に短し襷に・・・といった印象だ。
それが昨年からサマーマイル新設によりポイント対象レースとしての側面を持つ事になった。
ところが、昨年のサマーマイルは優勝該当馬なし。
スプリントが6レース、2000が5レースを対象とするのに比べ、マイルは対象レースが僅か3レースだ。
シリーズポイントが12点以上で3レースの内どれかで優勝している事。
これがサマーマイルのチャンピオンになる為の条件だ。
これはなかなか厳しい。
昨年は該当馬なし。
対象レースで優勝した馬は結局そのレースにしか出ていなかったので、これでは該当馬なしになるのは当たり前だ。
今年は中京記念優勝のフラガラッハが敢然とここへ出走してきた。
ここで5着以内に入れば優勝の資格を得る訳だ。
同様に、中京記念2着ミッキードリーム、4着ドナウブルー、5着ワイズリーも出走してきており、3頭の内1頭が優勝すればフラガラッハの着順にもよるが一躍首位に躍り出る事もありうる訳だ。
新潟競馬場は中京とは打って変わって高速競馬だ。
中京で持ち味が出なかった馬や、府中からここに出てきた馬は巻き返しのチャンスであり、馬券的にも盲点になりえる。
こういった馬の中でドナウブルーは目標がマイルチャンピオンシップと思われ、やや余裕残しの仕上げと思う。
ここは叩き台と見るがそれでも昨年のこのレースの覇者。
簡単には見限れない。
ミッキードリーム、ワイズリーについては先のレースよりもサマーマイル制覇が目標と思う。
制覇する為には勝つ事が絶対条件なので、出てきた限りはこの2頭は勝負気配濃厚だ。
ではフラガラッハはどうか。
最近あまり高速馬場は得意とは思えず、ここは4着か5着と見た。
先ほども書いたが4着か5着なら、サマーマイル優勝の可能性はある。
次に府中からここに出てきた馬はいるか?
安田記念から直行してきた馬がいたら本命にするつもりだったがそれはいない。
では他の府中組は・・・。
いたいた!パラダイスステークス1着からのレッドスパーダ。
この2頭は当然馬券圏内だ。
まとめてみる。
本命はジャスタウェイにする。
デビューは新潟マイルで1着だ。
マイルカップにも出走。
最近マイル走っていないが、本来マイルが得意ではないか。
対抗はランリョウオー。
中京記念1番人気で10着だが中京の馬場が合わなかったとみる。
軽い馬場の新潟に来て実力を発揮すると考える
▲はドナウブルー。
以下レッドスパーダ、ミッキードリーム、ワイズリーまで。
フラガラッハは前述通り4着か5着と考え基本無印だ。