流行りの言葉で書けば、ジャイアンツがカープの下剋上を阻止した。
結局初戦、大竹投手の気迫のピッチングに苦しみながらも勝利したのが大きかった。
さらに言えば、4回内海投手に早くも代打石井を出した時点で半ば強引に流れを自軍に引き寄せた。
カープのファンの方には申し訳ないが、この初戦を勝利した時点で多くの方はカープに流れは戻らないと思ったのではないだろうか。
ジャイアンツに対してはかなり心配症の私も大丈夫と確信に近い物を持った。
初戦はいかにもCSらしい緊張感みなぎる試合だったが、第2戦は日常と変わらない雰囲気になっていた。
怪物菅野がCS独特の雰囲気を全て呑み込んでしまったのだ。
第3戦はもうペナントレースそのものであった。
カープは良いチームであるのは間違いないし、来年はもっと強くなる。
しかし何度か書いたが今年はジャイアンツで仕方がない。
思えば開幕カード。
ジャイアンツはカープと戦い3連勝したが、その時点でカープは今の強さの片りんを見せていた。
魅力あふれるチームに変貌を遂げていた。
しかし終わってみれば、今年に限ってはその開幕時点での差がそのまま縮まらなかったという事だろう。
来年はこうはいかないだろうが、とにかくジャイアンツは40年ぶりの2年連続日本一に向けて日本シリーズに進む。
相手がどこであろうとジャイアンツは今の野球を続けるのみである。
結果は神のみぞ知る。