一昔前のジャイアンツのFA補強に不思議の補強あり。
最近のジャイアンツのFA補強に不思議の補強なし。
これは私がジャイアンツの選手獲得についての率直な印象を、どこかで聞いた事のある言葉にアレンジを加えた物だ。
ライオンズ片岡選手がFAを行使した。
正に今ジャイアンツが抱えているウィークポイントのセカンドを守れるリードオフマンそのものの選手である。
ジャイアンツのセカンドと言えば寺内崇幸がポストシーズンの活躍で、シーズン中の頼りない印象を一変させた。
藤村は私が一番レギュラーになって欲しい選手であったが、あまりにも打てなさ過ぎて、足の速さを活かせない。
本塁から1塁への盗塁があればまた別だが、今の状況では原監督の好みとも合致しない。
脇谷は開幕戦で劇的な復活を遂げたが、長く続かなかった。
余計な話だが寺内は「00」というルーレットみたいな背番号をこの機会に変更したらどうだろうか。
確かに片岡選手は魅力的だ。
かつて3年連続50盗塁以上。
WBCにおいて原監督の評価も高かった。
あとは故障がどこまで1年を通じて活躍出来るほどに回復しているのか。
足、肩、手首、それこそ毎年のように故障し、それさえなければもっとスター選手になっていただろう。
私は、今年の交流戦で菅野がひとつの転機になった片岡との、あの名勝負の中で、実は全盛時の6割程度の力ではないかという印象を彼に対して持ってしまった。
もちろんジャイアンツも当然故障については調査しているだろうし、そのうえで獲得に走るなら問題がないと考える事にするが。
来年片岡選手はどこのユニフォームを着ているのだろう。
■片岡選手今季成績
72試合259打数75安打.290、本塁打4、打点28、2塁打5、3塁打0、四球24、犠打15、盗塁9。