今日の山中慎介の防衛戦。
WOWOWで放映という事だけを知ってて、見るのをあきらめていた。
CS放送系は一切加入していないので、今回地デジで放映されないと知った時、がっかりしたんだが・・・。
フィギュアのエキシビションを見た後、何となくパソコンをつけて山中のニュースを見たら・・・WOWOW無料放送の文字が・・・。
大慌てでBSに切り替えてチャンネルを合わせた。
おおおおお!映る!山中だ!ラウンドは進んで6Rが始まる前だった。
放送席が山中に余裕が出てきたとか、いつもの表情ですねとか話している。
確かに劣勢に立たされている顔ではない。
ラウンドが始まると、いつものように不敵な面構えの山中がそこにいた。
もう展開も何もわからずに気持ちをボクシングモードに切り替える。
相手のゲバラはあのレオ・サンタクルスに敗れたとはいえ判定まで持ち込むほどダウンをしない選手だ。
ゲバラが右を出してくる。
ちょっと危ない印象。
決して弱い相手ではなさそうだ。
しかしここで山中の左がゲバラの顔面にヒットする。
この瞬間に、あっ!全然格が違う・・・と思ってしまった。
もう見ていても安心モードだ。
ただ山中が倒そう倒そうとパンチがやや大ぶりになっている。
しかしゲバラもほとんど手が出ない。
迎えた8R。
山中の左が炸裂。
ゲバラダウン!
アナウンサーが過去に1度しかダウンした事がないと言ってたが、そのゲバラたまらずダウン。
その後もスリップとは言え2度尻もちをつくが完全に足に来ている。
というより既に戦意喪失状態に見える。
前回防衛戦のホセ・ニエベスが山中のパンチをもらって一気に戦意喪失したのと同じ状況。
8R終了、最初のダウンのスロー映像が流れる。
あれっ?パンチどこに当ってんねん。
ゲバラの右耳をかすめた感じでヒットしていないように見える。
真空ストレート!?
まあ、いい。
もう時間の問題だ。
そして迎えた9R。
山中が一気に攻めて左ストレートをゲバラの顔面に浴びせ、たまらずダウン。
ゲバラセコンドをちらりと見るがもう完全に戦意喪失。
レフェリーがテンカウントを数え、山中KOで5度目の防衛。
王座獲得から僅か2年で早くも防衛回数を5に伸ばした。
今のバンタムにもう山中の敵はいないように思える。
岩佐と今度はベルトをかけるという事もあるし、亀田との統一戦という事も考えられるが、現階級に留まるにせよ、階級を上げるにせよもう山中の視線はラスベガスでのビッグマッチに向けられているだろう。
来年の山中が本当に楽しみだ。
この山中戦が終わった後、WOWOWで何とノニトドネアとビックダルチニアンのノンタイトル10回戦が放映された。
この試合がもうハンパない緊張感あふれる試合。
互いに接近して、どちらも相手を倒してやるという気持ちが身体からあふれ出ている。
手数はそれほど出ないが、とにかくすごい迫力。
打ち合いをせずにこれだけのド迫力を醸し出すこの二人は凄い!
結果はドネアのド迫力パンチが炸裂してレフェリーストップ。
ほんとこれフェザー級?