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フィギュアスケート、GPシリーズ残すは2戦、鈴木明子選手はファイナルへ行けるのか?

フィギュアGPシリーズがついこの前に始まったばかりと思っていたら、早くも残り2戦。

そろそろファイナル出場6選手が見えてきた。

鈴木明子選手はファイナル進出が成るのか、他の日本選手は?

その可能性を探ってみた。

ファイナルの出場条件をおさらいしてみる。

GPシリーズ6戦の合計ポイント上位6選手。

○複数の選手が同点で並んだ場合は最高順位の高い選手。

○それでも同じの場合はスコア合計の高い選手。

となる。

4戦を消化した段階での女子で、ファイナルに行ける可能性がある選手のポイントと合計得点を以下に記する。

浅田真央 2試合 30P 412.24点  ファイナル決定

エレーナラディオノワ 2試合 24P  375.76点  最高順位2位

鈴木明子 2試合 24P  373.07点 最高順位2位

ユリアリプニツカヤ  1試合 15P  198.23点  最高順位1位

アンナパゴリラヤ  1試合  15P  178.62点 最高順位1位

アシュリーワグナー  1試合  13P  193.81点 最高順位2位

アデリナソトニコワ   1試合  13P  174.70点 最高順位2位

カロリーナコストナー 1試合   11P 173.40点 最高順位3位

トゥクタミシェワ  1試合  9P  176.75点  最高順位4位

クリスティーナガオ  1試合  9P  173.69点 最高順位4位

村上佳菜子  1試合  9P  165.95点 最高順位4位

女子は混戦模様で、浅田が異次元の強さを発揮して早々にファイナル出場を決めてしまった。

残る日本選手だが、鈴木選手は24P獲得しているが、2位、3位と優勝がないのが大きく、点数もNHK杯が思うように出なかったのでやや苦しい立場である。

残る2試合の結果により果たして誰がファイナルに進むのか、ちょっと探ってみたい。

まずエリックボンバール杯には、アンナ・パゴリラヤ、アシュリー・ワグナーアデリナ・ソトニコワ、クリスティーナ・ガオが

終戦ロステレコム杯にはユリア・リプニツカヤカロリーナ・コストナーエリザベータ・トゥクタミシェワ、村上佳菜子、それに宮原知子も参戦する。

宮原はNHK杯で将来性を強く感じさせてくれたが、現在7Pでファイナルは苦しいだろう。

しかしここでも、しなやかに滑り切れば、日本選手のトップが大挙一線を退く中、村上とフィギュア女子を引っ張っていく存在に大きく前進するだろう。

今年目につくのは何と言ってもロシア勢の躍進だ。

浅田以外はリプニツカヤとパゴリラヤが1勝ずつしており、ファイナルに最も近い位置にいる。

パゴリラヤはラディオノワがジュニアのチャンピオンになった時に3位になっている選手だ。

リプニツカヤはジュニアで2012年1位、2013年2位、ソトニコワは2011年1位。

2シーズン連続でファイナルに出ているトゥクタミシェワもいるし、いやはや何ともロシア王国は着々と出来あがりつつあるって感じだ。

これにベテランコストナー、アメリカのワグナーを合わせた争いだろう。

村上はやや苦しいか。

予想を記すと、まずエリック・ボンバー杯は1位ワグナー、2位ソトニコワ、3位パゴリラヤ

ロステレコム杯は1位リプニツカヤ、2位コストナー、3位村上

とした。

これを結果としてポイントを見ると、浅田30P、リプニツカヤ30P、ワグナー28P、ソトニコワ26P、パゴリラヤ26点、ラディオノワ24点、鈴木24点、コストナー24点、村上20点となり、最後の椅子を鈴木、ラディオノワ、コストナーが争うという結果となった。

この3人は3人とも2位と3位なので、スコア合計の一番高い選手がファイナル進出となる。

その場合、何と、残念ながら現時点でラディオノワ選手が鈴木選手の得点を上回っているので、鈴木選手の進出は成らないという事になってしまうのだ。

実はコストナーも200点以上ださなければラディオノワを抜けないので事実上はラディオノワが最後の椅子を獲得という事になる。

(もちろん予想通りにいったらですよ (^^;))

鈴木選手はラディオノワより低い点数というのはちょっと致命的だ。

ファイナル進出が成らなかったとしてもソチへの道は充分にチャンスがある・・・というより今の時点では2番手だと思われるので、全日本に向けて調整をして、最高のパフォーマンスを見せて欲しい。