影無茶のスポーツ24/7

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GPファイナル終了:いよいよ代表争いは全日本の舞台へ(男子編)

オリンピックシーズンは月日が経つのがとりわけ早く感じる。

GPシリーズもあっという間にファイナルを終え、いよいよソチも目の前という感じだ。

GPシリーズチャンピオンとなった羽生、浅田は限りなく代表に近付いた事は疑う余地がない。

ここでソチ五輪の代表選考基準をおさらいしてみる。

第1→全日本選手権優勝者

第2→全日本2位、3位とGPファイナル最上位メダリストの比較

第3→上記から漏れた選手と全日本終了時世界ランキング、ISU公認のシーズンベスト得点者トップ3から選ぶ

あくまで即決定は全日本優勝者なので、正確には羽生、浅田はまだソチ代表に決まった訳ではない。

が、しかし、誰が考えても代表メンバーに選ばないという事はありえないので、ここは決定として考える。

問題は残り2枠。

まず男子から考えていく。

選考基準からみて、ファイナル最上位が羽生なので、2番目の基準はどう考えても羽生が上位評価だ。

この2番目の基準は現段階であってないような物だ。

ただ羽生もまだ19歳の一人の人間だ。

ファイナル制覇で、どうしたって気持ちが緩む(本人が制御しても)。

逆にここで少しクールダウンした方がソチ本番へのピーキングという点では上手くいくだろう。

全日本を取りこぼす事も充分に考えられる。

その場合、優勝者が即決定となり、当然上記3名以外の小塚、無良もそこを狙ってくる。

全日本は代表をめぐる氷上の華やかさとは裏腹に、一発に懸ける選手たちの壮絶な戦いの場となるのだ。

ここで現時点の主な日本選手の世界ランンキングを見る。

1位・羽生、3位・高橋、6位町田、10位織田、11位無良、17位小塚となっている。

ランキングは今シーズンのみでなく過去2シーズンの成績もポイント化されるので、ブランクがあると順位は低くなってしまうようだ。

ここまでの資料で考えると、無良、小塚は全日本優勝以外に代表の道はないと言って良いだろう。

高橋には実績が、町田には今季パーソナルベストである高得点が、織田にはファイナル3位のそれぞれアドバンテージがある。

この中で高橋、町田は表彰台に上がれさえすれば代表入りは確実だろう。

織田は何としても2位以上を狙いたい。

3位では相手関係によっては代表漏れの可能性がある。

ここで強引に代表入可能性の高い順に名前を書こうと思ったがそれは辞める。

誰にだって可能性はあるのだ。

言える事は全日本男子はかつてない、すさまじい争いになるという事だけだ。

オリンピック本戦よりも厳しい戦いだ。

12月21日が今から待ち遠しいい。

えらく長い文章になったので女子についてはいずれまた・・・。