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フィギュアスケート、代表争いは全日本の舞台へ(女子編)

GPファイナルも終わり、いよいよソチまで今日現在であと58日という段階。

昨日は男子の代表争いについて書かせて頂いたが、本日は女子。

ここでソチ五輪の代表選考基準をおさらいしてみる。

第1→全日本選手権優勝者

第2→全日本2位、3位とGPファイナル最上位メダリストの比較

第3→上記から漏れた選手と全日本終了時世界ランキング、ISU公認のシーズンベスト得点者トップ3から選ぶ

GPファイナルで浅田が優勝し、事実上代表決定の状態となっている。

女子は男子と違い、浅田の力が群を抜いており、全日本でもかなり高い確率で優勝するだろう。

しかもとんでもない高得点で。

全日本での高得点自体はさほど意味を持たないので、見るべきは浅田のプログラム構成と全体を通しての熟成度である。

今日は浅田の話題ではないので、浅田の話しはここまでとして、残る代表争いについて触れていく。

残るは2枠。

鈴木、村上、安藤、宮原、今井、どう考えても、この5名の中から2名が選ばれる事になるだろう。

GPファイナルには浅田以外は残れなかったので、結局は全日本の結果次第という事になる。

鈴木がラディオノワに合計スコアで及ばずファイナル進出を逃したのは大きい。

とは言う物の、ランキングを見ると、2位浅田、4位鈴木、11位村上、20位今井、22位宮原(安藤はブランクが影響してランキング50位にも入っていない)。

となっており、鈴木が一番代表に近い事は間違いない。

よほどのミスをしない限り、全日本3位以内には入って来るだろう。

その時点で他の選手との比較も何もなく決定だ。

やっぱり鈴木の最後の演技をソチで見たいという人は多いと思う。

私もその一人だ。

問題は残る1枠。

本来なら村上だが、今季はリズムが悪く一度として満足な滑りが出来ていない。

ロステレコムのフリーでは出来る事を全てやった感はあったが、点数が伸びていない。

ここまでは絶不調だ。

安藤はゴールデンスピンで今季一番の滑りをして上昇気配だが、全盛期には程遠い。

宮原は今季好調だが、代表をかけた全日本で持てる力の120%を出せるかどうか未知数だ。

今井は普通なら上位の壁は厚いが、今季は浅田を別格として、鈴木以外は皆チャンスがある。

起死回生の演技を見せるつもりで頑張って欲しい。

しかし、この状況は非常にわかりやすい。

全日本の表彰台に上がれた者が最後の代表キップを手にする。

これで良いのではないだろうか。

この全日本でひとつピークを持ってきて最高の演技をする。

それが出来なければソチ本番に行っても、力を発揮できるとは思えない。

ここで答えを出す。

強い気持ちで戦い、その中で表彰台に上った選手を代表に選ぶ。

男子とは違いこれで良いと思う。

代表をかけた静かで激しい戦い。

21日が待ち遠しい。