いよいよこの15日、師走のアメリカンフットボール決戦「甲子園ボウル」が行われる。
今年の対戦はファンにとってはたまらない関西学院ファイターズと日大フェニックスの対戦となった。
現在の甲子園ボウルは年ごとに、関西と関東のホーム、ビジターの立場が入れ換わる。
ホームはカラーユニフォーム、ビジターは白ユニフォームという事なんだが、双方話し合いで青と赤のユニフォーム着用が決まった。
まあ2年前もそうなんだが、やはり両校の対戦はこれでなきゃあね。
たかがユニフォームと言うが、グラウンドで両校のユニフォームを見ると、否が応でも血が騒ぐってもんだ。
特に全身赤の日大は独特のオーラがあって、これでこそフェニックスという感じになる。
さて対戦だが、もし今年関学が敗れれば、日大は黄金時代再び・・・の可能性が出てくる。
何と言っても、1年生でQBを務める高橋の存在が大きく、1年生で関東学生リーグMVPに輝くなど既にエースの働きで、今後4年間日大はQBの心配をしなくて良い訳だ。
最近は総合力に優る関西学生が関東学生を圧倒しているが、かつて篠竹監督率いる日大には分が悪かった。
水野京大が、篠竹監督に「彼は戦士だ」と言わせたランニングバック松田の活躍で初優勝して以降、QB東海の出現、関学の復活、立命館の躍進、と関西の時代が長く続いている。
基本、関西は防御に優れ、攻撃面でもバリエーション豊富で、関東に比べ総合力で優る・・・というのが最近の傾向だと思う。
野球は守備からとよくいわれるが、アメフトも同様な事が言えるのだ。
しかし今年は久々に関東に現れたスター候補高橋の存在が、流れを変えるのか、関学がそれを阻むのか。
ちなみに今年関学が勝てば甲子園ボウル22勝22敗4分けと1960年代以降初めて勝率を5割に戻す事が出来る。
今年の青と赤の決戦は見逃せない。