師走の名物、甲子園ボウル。
青と赤の対決、関西学院ファイターズ対日大フェニックスは関西学院が終始試合をコントロールし23対9で勝利した。
はっきりいって完勝である。
ここまでチーム力に差があるとは思っていなかった。
ディフェンスにせよオフェンスにせよ、関学の多様なシステムが日大のそれを上回っていたという事だろう。
日大の1年生QB高橋はほとんどパスを投げていないが、投げようにも投げられない状況だった。
自ら走る事でゲインを稼いではいたが、パス103ヤードは誤算だっただろう。
それに対して関学QB斉藤は余裕があったように感じられた。
フィールドもよく見えていたし、素早い動きで的確にパスを通していた。
不振を極めた三輪がここで完全復活を遂げFGを3本とも決めたのも大きい。
比較的ロースコアの展開は完全な関学のペースだった事を証明している。
関東リーグ戦であれだけの攻撃力を示した日大だが、ロースコアの多い関西勢のフットボールに付き合わされてしまっては勝ち目はない。
ただ、日大は1,2年生が多く、この悔しさをバネにして必ず来年はひと回りもふた回りも大きくなって甲子園に戻ってくるだろう。
日大の逆襲は今日スタートしたばかりなのだ。
まずは関学おめでとう。
次はライスボウルで一昨年、昨年の借りを返さなければならない。
KGファイターズの正月はその後だ。