いよいよ新年初場所。
稀勢の里の綱取り場所が始まる。
やはり綱取り場所と言われた昨年夏場所。
序盤負けが込み早々に可能性が消滅してしまった。
外国人横綱が続き、日本人力士の優勝も絶えて久しい。
その期待を一身に集める稀勢の里。
しかし当時は機が熟していなかったのだ。
肝心な所で負けてしまうイメージが強い稀勢の里だが、本場所の成績を見るとなかなかどうして立派な成績だ。
ここ15場所で14回の二桁勝利。
ここ4場所連続の準優勝(優勝に準ずるではないが)
正に千載一遇。
過去の綱取り場所については否定的な思いを持っていた私だが、今回は「時は今」と感じる。
このタイミングを逃したらもう綱取りはないと知るべきだ。
日馬富士休場については、稀勢の里にとって必ずしも好材料とは言えないが(現在5連勝中)、ここで絶対に昇進を決める強い気持ちを持って欲しい。
協会も綱取りに後押しだ。
初日の豊ノ島には現在8連勝中。
2日目の妙義龍に対しても過去9勝2敗。
ここで連勝して一気に波に乗ってくれという協会の親心だ。
稀勢の里、一世一代の大勝負がまもなく始まる。